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​炬火 Die Fackel 

 広報が「マイナンバーカード」の「魅力」を訴えている。

 ほんとうに魅力があるなら、保険証や給食費で脅すことない。経済を悪化させたり犯罪が起きたりで良い事ないことは解っている。


 そもそも給食は「学校給食法」が根拠だ。

 これは腹を満たすだけの食事ではなく、食文化や作法(マナー)や集団生活などの教育が目的であると定義されている。

 したがって、金員など財の対価として商品あるいはサービスの提供があるという一般的な経済活動とは趣が異なり、給食費を払わないなら給食を食べさせないということが有ってはならない。

 これは、ずっと前にテレビで橋下徹弁護士が指摘していたことだ。そんな立派な話をしていた人が、政治家になって駄目になったと言われたものだ。

 それはともかく、給食費の無償化は給食の存在意義からのものなのに、脅しに使うなんて許されない。


 その意義を否定するなら給食なんてボイコットすべきだ。

 場所によるが、給食にはひどい内容のものがある。そんな不味くて不健康な給食は費用を払わず食べないことだ。そして勝手に好きな昼食にしよう。

 今はUberEatsで何でも配達してもらえるのだから。



 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月6日
  • 読了時間: 2分

 一部の東京都立高校で新年度から、塾や予備校に委託した「校内予備校」が始まりそうであることを朝日新聞が報じた。

 すでに、進学実績の向上につなげようと都教育委員会が事業費9千万円を予算案に計上したそうだ。


 放課後の教室に塾や予備校の講師がやって来て講習を行うというやり方は、私立進学校ではずいぶん前からみられたスタイルである。

 それを都立高校でも採用する。費用は無用。こうして対抗することで、受験は私立校が有利で親の経済格差が影響している実態の改善につなげようとしているのだろう。

 また、教員の負担軽減の狙いもあるという。それで受験業界の活用というのはどうかというと、これについて都教委の担当者は「現実的な選択」と説明している。



 「入試の勉強なら家や塾でやっているだろう。学校に来てまでやらんでもよろしい」

 沢田研二ふんする中学の教師が言う映画があるけど、そのとおり入試は本来ならプライベートなこと。 

 それなのに、高校が大学入試に血眼になるのは、週刊朝日などが高校別難関大学合格者数とか毎年やって煽った結果である。

 かつて、もともと学者肌で知られ後に教授となる東大出の森本哲郎が、筑紫哲也の番組に出たさい言っていた。

 「大学で勉強したい人はみんな入れてやるべきで、入試ではなく高校の卒業を厳しくするべき」と言っていたが、それが確かに筋というものだ。

 

 元朝日新聞記者の、もう朝日新聞にいない二人が、こういう問題を語っていたけれど、一方で朝日新聞が関与している週刊誌は受験戦争を煽っていたのだ。

 そして、今の朝日新聞の記者たちには問題意識がまるで無くなってしまった。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年3月2日

 『はだしのゲン』の中で、ゲンが平和を願うことを作文に書いて教師に殴られる場面があった。

 これは、人間は殺し合いしてはならないと父親が言っていたけれど、そのとおり人間は仲良くしなければならないから戦争はいけない、と作文に書いたため教師に殴られて、兵隊に敵をやっつけてほしいと書かないと駄目だと言われる。

 そんなことを書きたくないとゲンは言い、また殴られる。


 これは戦後も続いている。

 例えば、非良心的な業者が安くするため劣悪な材料を使っていることがあるため、給食が不味かったり食べたら下痢したり、そういう事実が現実にあったけれど、そこに触れては駄目だと教師に怒られ「美味しい給食ありがとう」と書けと強要される。教師から暴力をふるわれた体験を語る人もいた。

 次は「牛乳よりコオロギが美味しい」と書くよう強要されるだろう。

 他にも「動物たちを檻から出して故郷の自然に返してあげて」を書いたら「動物園は楽しいから大好き」と書けと強要されたとか、あげていたらきりがない。



 自分が高校のときは、もっと滑稽だった。

 あくまで建前で「人権教育」に「熱心」という高校だったから、「同和」の啓発映画を観て模範解答のような感想文を書けと強制された。形式だけだから、同じクラスの奴らなど逆に悪ふざけのネタにし、例えば「クラブを逆さに読むと部落」とか言って大笑いしていた。 

 しかし教師たちは何とも思っていない。

 ところが自分は映画ファンだったから「あんな退屈な映画ではなく今井正監督の『橋のない川』でも観たほうがいいのではないかと言ったら担任教師に怒られた。それが、今井正監督と解放同盟の浅田善之助が対立したので駄目だとでも言うならともかく、そんな水準の話ではなく、期待された通りの模範解答的な作文だけ書けばいいというのだ。


 だから「禁煙教育」の啓発映画も見せられ、模範解答を書けと言われた。

 ところが、未成年喫煙するなという話だったけど、映画では年齢と関係なく喫煙には害があるという内容だったから可笑しいと言う人がいた。

 あと、中毒するとやめられないからこそ、たばこ税は戦争の財源になっているという話は常識だが、しかし政治的な話は避けたとでも言うならともかく、担任教師が無知だったので、そんなことは無いと否定された。

 しかし、イラクと戦争する費用のため日本はタバコ税率を上げたけれど、普段は戦争反対と言う人がニコチン依存症なので禁煙できず、タバコが売れなくなれば酒の税率を上げるから無駄だとか屁理屈こいて言い訳、という実態があるのだから、そこに為政者たちは付け込むというのは実証されている。


 あのとき、アメリカに積極的な迎合したのは自民党の小沢一郎幹事長であった。

 そんな小沢一郎なんて自民党から喧嘩で出ただけなのに、一部の反自民の人たちが応援するのは不可解といわれてきた。最近になって判ったけど、そんな人たちは小沢一郎をタイガーマスクか仮面ライダーみたいに、自民党を虎の穴かショッカーみたいに考えているのだ。しかしマンガを政治と一緒にしては駄目だ。しかし『はだしのゲン』はシリアスだから排斥されるのだ。

 やはり、学校でのオバカ教育の成果なのかもしれない。

 
 
 
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