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学校の作文は嘘書くよう強要されるもの

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年3月1日
  • 読了時間: 3分

更新日:2023年3月2日

 『はだしのゲン』の中で、ゲンが平和を願うことを作文に書いて教師に殴られる場面があった。

 これは、人間は殺し合いしてはならないと父親が言っていたけれど、そのとおり人間は仲良くしなければならないから戦争はいけない、と作文に書いたため教師に殴られて、兵隊に敵をやっつけてほしいと書かないと駄目だと言われる。

 そんなことを書きたくないとゲンは言い、また殴られる。


 これは戦後も続いている。

 例えば、非良心的な業者が安くするため劣悪な材料を使っていることがあるため、給食が不味かったり食べたら下痢したり、そういう事実が現実にあったけれど、そこに触れては駄目だと教師に怒られ「美味しい給食ありがとう」と書けと強要される。教師から暴力をふるわれた体験を語る人もいた。

 次は「牛乳よりコオロギが美味しい」と書くよう強要されるだろう。

 他にも「動物たちを檻から出して故郷の自然に返してあげて」を書いたら「動物園は楽しいから大好き」と書けと強要されたとか、あげていたらきりがない。



 自分が高校のときは、もっと滑稽だった。

 あくまで建前で「人権教育」に「熱心」という高校だったから、「同和」の啓発映画を観て模範解答のような感想文を書けと強制された。形式だけだから、同じクラスの奴らなど逆に悪ふざけのネタにし、例えば「クラブを逆さに読むと部落」とか言って大笑いしていた。 

 しかし教師たちは何とも思っていない。

 ところが自分は映画ファンだったから「あんな退屈な映画ではなく今井正監督の『橋のない川』でも観たほうがいいのではないかと言ったら担任教師に怒られた。それが、今井正監督と解放同盟の浅田善之助が対立したので駄目だとでも言うならともかく、そんな水準の話ではなく、期待された通りの模範解答的な作文だけ書けばいいというのだ。


 だから「禁煙教育」の啓発映画も見せられ、模範解答を書けと言われた。

 ところが、未成年喫煙するなという話だったけど、映画では年齢と関係なく喫煙には害があるという内容だったから可笑しいと言う人がいた。

 あと、中毒するとやめられないからこそ、たばこ税は戦争の財源になっているという話は常識だが、しかし政治的な話は避けたとでも言うならともかく、担任教師が無知だったので、そんなことは無いと否定された。

 しかし、イラクと戦争する費用のため日本はタバコ税率を上げたけれど、普段は戦争反対と言う人がニコチン依存症なので禁煙できず、タバコが売れなくなれば酒の税率を上げるから無駄だとか屁理屈こいて言い訳、という実態があるのだから、そこに為政者たちは付け込むというのは実証されている。


 あのとき、アメリカに積極的な迎合したのは自民党の小沢一郎幹事長であった。

 そんな小沢一郎なんて自民党から喧嘩で出ただけなのに、一部の反自民の人たちが応援するのは不可解といわれてきた。最近になって判ったけど、そんな人たちは小沢一郎をタイガーマスクか仮面ライダーみたいに、自民党を虎の穴かショッカーみたいに考えているのだ。しかしマンガを政治と一緒にしては駄目だ。しかし『はだしのゲン』はシリアスだから排斥されるのだ。

 やはり、学校でのオバカ教育の成果なのかもしれない。

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