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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月6日

 11月3日は文化の日。

 これは民主憲法の公布に因んでいる。半年後に施行され5月3日が憲法記念日となる。ところが、行事として叙勲の日であり、勲章といえば、腐敗政治家とか、国賠訴訟で国ばかり勝たせる裁判官とか(最近なら沖縄の基地問題のような)が勲章を貰えるのが現実で、まったく国の祝日に国が行う行事として相応しくない。

 そうでなくても、そもそも勲章という存在が民主主義に相応しくない。だから大江健三郎は、文化勲章を辞退したのだ。


 11月3日は、その夜の日付が変わった時間に、弁護士一家皆殺し事件が起きたという日でもある。

 これは、オウム真理教が宗教活動をしてる中で金儲けのため詐欺をしたと追及していた弁護士が、自宅のアパートを教団の幹部たちに急襲され、妻子とともに殺害された事件である。

 あの時、その弁護士に相談を持ちかけて巻き込んでしまったと言ってテレビの生放送中に号泣した江川紹子が、あまりに唐突で芝居がかっていた。ちょうど江川紹子はオウム真理教事件のおかげてマスコミに出て、出演料をもらい、出るたびに服装が高価になっていると言われていたから、うしろめたかったのだろうと言われていた。女子高生から「ウソ泣きオバサン江川紹子」と言われてもいた。

 


 また、あまりにも簡単に侵入されていると不可解がられた。

 うちの母は「あのアパートは全住民オウム信者だったのでしょう『オリエント急行殺人事件』みたいに」と本気で言っていた。

 まあ、創価学会ならアパートの大家から入居者まで全員が学会員なんてのも珍しくないが。選挙のポスターも貼っているから、すぐ判る。

 とにかく不当とか不可解とかのことは山ほどある日である。5月3日の憲法記念日には、朝日新聞阪神支店記者殺傷事件があり、あれは統一協会が怪しまれている。そんな共通点がある。信教の自由を謳った憲法に関わる記念日に、それを宗教が暴力で否定するということだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月22日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年10月22日

 よく外国に行く人が、日本人は老人と女性に不親切だと言う。

 というのも、重そうな機内荷物を持ってるお年寄や女性を手伝って棚に上げてくれるのは外国人だから。なんで日本人男性はやらないのか。

 老人には親切にしようとかレディファーストとか云々する以前に、荷物の重そうな人をみかけたら手伝いたくなるのが人情ではないのか。

 ということだ。


 もちろん、女性に親切したら下心を疑われる。

 あと、荷物から何か盗んだと疑われるのを恐れてるからだ。勘違いである場合もあるけど、最初から言いがかりを付けるつもりで困ったふりする人もいて、その冤罪により自分と家族の人生が滅茶滅茶になった実例があるから、警戒して当然である。

 では、老人の場合は、どうか。ある意味、女性より要注意である。



 70年代までは、しばしば新聞に載っていた。

 80年代に入ってから減ってきたけれど、まだあった。老人が困っているので手助けすると、壊されたとか抜き取られたとかイチャモンをつけて、弁償しろ、返せ、などと迫る。それで警察に言うと、警官が老人に「またお前か」と言う一方、常習犯でないとか、そうであっても警官が気がつかなかったとか、そいう場合は厄介である。


 こんなことが続いたため、警戒するようになった。

 その影響で、昔あったことを知らなくても、なんとなく警戒しないと危ないと思う人が多くなったのだろう。

 あと、悪気がなくても認知症のためだったりもする。認知症は重篤になる前は当人も周囲も気づかないでいるし、実は気づいていても気づいてないふりして犯罪者に仕立てようとする人たちがいる。例えば警察が何でもいいから一件挙げたいと考えていた場合など利用されてしまう。


 これが日本の社会の現実だから、どうしようもないのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年10月19日
  • 読了時間: 2分

 今年の9月に千葉県市原市で起きた事件である。

 部活動中に中学生が死亡した。この月の12日、その生徒は陸上部で中距離走の練習中に嘔吐して倒れ意識不明となり、病院に搬送されたが27日に死亡した。その死因は「心臓にかかわる病気」とのことだった。

 このさい学校の対応が適切だったかを教育委員会が調査することにしたと報じられていた。



 これは昭和の時代なら「生徒に根性が無いから」だった。

 実際、学校の体育や部活で無理を強いられて死んだ子供がいると、医学を無視して「根性が無いから」と言い、親が賠償請求訴訟を起こすと匿名の手紙や電話による非難が殺到し、時には地元議員までが「出来損ないの子供を始末してもらったのだから有難く思うべきだ」と公然と言い放ったものだ。

 それが昭和という時代だった。


 これに関して竹中労がテレビで言っていた。

 もちろん『タレント帝国』の著者で、最近また注視のジャニーズ事務所の体質も含めた芸能界の実態を早くから暴露した人である。

 それによると、例えば生理で苦しいと言う女の子に長距離走を強いるなどが学校で横行してきたが、これは日本の社会がサディスティックになっているからだ。


 かつて井上ひさしが小学校の当時の話をしていた。

 あのとき日本が軍国主義の真只中で、それで栄養状態が悪いから霜焼になるのに、学校の教師が「立派な兵隊さんになるため」だと言って足の包帯をはずさせ雪の積もった校庭を走らせた。雪が血で染まった光景が忘れられない。

 そういう話をしたら、井上ひさし宅に嫌がらせがあり、庭へ薬品の入った瓶が投げ込まれ植木が枯れた。


 こういうことを「昭和の日」に想うが、良い時代だったと懐かしむ人たちもいる。

 そんな人たちが、昭和は偉大な時代だと記念日にした。実際、そんな人たちは言動が暴力的というよりサディスティックである。

 
 
 
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