- 井上靜

- 2024年7月27日
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暑いので、まず冷房の設定温度について語ろう。
かつて、冷房は28℃で我慢しろという広報がされていた。これが最初に言われたのは結構古くて、70年代のことだった。今もガザで大変なことになっているが、あのころ中東戦争の影響による石油危機がきっかけで節電が呼びかけられ、今と違ってエアコンがインバータ―になる前は、すぐブレーカーが落ちるほど電気の大食いだったから。
冷房が電気の大食いだった当時。
例えばノスタルジーアニメの人気作品『ちびまる子ちゃん』は70年代の設定だが、主人公の爺ちゃんが、クイズ番組に出て賞金を獲得する話があり、このクイズ番組とは当時ほんとうに人気だった番組で、先日亡くなった司会者の押坂忍が仕切っていた。その再現場面に押坂忍が声の出演をして話題づくりしていた。
そして、当時はエアコンではなく冷房だけのクーラーで、これがちょっと贅沢な家電だったので、獲得した賞金で購入したのはいいが、消費電力が多く直ぐブレーカーが落ちてしまい、なら設定の電圧を変えるかというとそうではなく、もともと主人公の父親はケチなキャラだから、暑いのを我慢すればいいとエアコンを取り外し他人に譲ってしまう。
お爺ちゃんも孫もガッカリだった。

あの当時は、まだ我慢できる暑さだった。
それが気候の変動で世界的にひどいことになっている。その違いはあるが、あの昭和の時代は精神論でなんとかなると言ってもいた。これで死者も出ていた。
今でも、日本各地で、小学生や中学生・高校生が、友達が熱中症っぽくなっていたので、下校中にコンビニで飲み水を買ったら、買い食いは校則違反だと教師に怒られた、という話を聴く。
大昔、安息日に空腹で収穫物を取った信徒を、労働したから戒律違反ではないかとパリサイ人に指摘されたイエスは「人間のために安息日があり、安息日のために人間がいるのではない。人が安息日の主だ」と退けた。
しかし、日本の学校の教師には通用しない。
もちろん、教師が洗脳や呪縛をされていることもあるだろう。
上から指示されたことに従わないと処罰されるから。生徒児童に体罰やセクハラをしてもお咎め無しだが、君が代で起立しないと一発でアウトだから当たり前である。憲法では教育は国民の権利と規定されているのに、文科省は勝手に、義務教育の教科書は国の期待に沿う人材育成のために配布しているのだから、それに応えなさいという違憲な説教を添付していることは周知のとおり。
そこへもって、昭和の部活が今も影響しているのだろう。暑くても喉が乾いても水を飲むな、根性で何とかなると信じている。
つまり日本は、パリサイ人の法学者どころか、ローマ帝国である。


