入院職とキウイと健康保険の関係
- 井上靜

- 2024年7月21日
- 読了時間: 2分
病気で入院した知人が食事のキウイに辟易していた。
これが週に三回は出て来るから、もともとは嫌いではなかったけれど飽き飽きで嫌になってしまったということだ。キウイはビタミンが摂れてカリウムの摂りすぎの心配が少ないから、栄養士は病院食にすぐキウイを付け加える。
その病院でも、そういうことなのだろう。
ちなみに芸能の話題。
先日、川上麻衣子が、亡き親友の誕生日だからと可愛かずみ追悼の話をしていた。そのデビュー作で「わあ、キウイだ」と喜ぶ場目があり、この80年代の始めには、まだ珍しくて憧れの果物だった。

閑話休題。
彼の退院は全快ではなく入院の必要性が絶対的ではないからで、帰宅してから不安を抱えているそうだ。そのような場合は、病院などの有床診療所ではなく療養施設に入ってそこから患者が通院または医師が往診ということになるのだけど、入院と違って健康保険が使えないという問題がある。
そして、よく子供や嫁が介護で忙殺されたりする。
昔は入院食がもっと豪華だった。
それが90年代後半の保険制度改悪から病院の食事にしわ寄せとなり、ケチケチした献立になってしまったのだ。
だから、キウイやパイナップルにはタンパク質分解酵素があるから消化を助けるために付いているので、昔は入院食でもステーキに添える形で出たものだった。それがショボいオカズにポツンと付くようになってしまい、これでは飽きて当然だ。
また、昔は身の回りのことが困難なら退院の延期もしてもらえた。
健康保険は値上がりばかり、内容は貧弱になる一方なのだ。



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