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​炬火 Die Fackel 

『ブラックフライデー』で、何処の業者も書き入れ時だろう。

 Amazonは「市場を牽引」と経済紙が書くほど株価上昇だったが、その一方、末端で働いている配達員たちは大忙しである。ブラックフライデーのためにブラック労働である。

 ちょうどケン・ローチ監督の映画みたいになっているようだ。

 


 忙しくて荷物の遅配が多いから問い合わせも増えている。

 それに対してヤマト運輸は、伝票番号(ID)で荷物について判っているのに、住所と氏名を訊く。どうしてフルネームと細かい住所地まで言わないといけないのか。それを電話で言うのは危険だからと断っても、確認の為どうしても言えと迫る。

 それで犯罪にもつながっているのだ。

 

 最近、ヤマト運輸を騙る電話で個人情報を聞きだす犯罪が激増している。

 これを利用して、押し込みやストーカーや振り込め詐欺が横行していると警察は言っている。これはヤマト運輸もホームページで注意を呼びかけている。

 それでいて、なんでヤマト運輸は電話で個人情報を執拗に訊くのか。既に判っていて、一部でも充分に確認できることを全部言わせないと荷物への問い合わせを拒否するのは何故か。同社は何で対策しないのか。


 勝手に名を騙られ迷惑してる、くらいに考えてるようだ。

 だが、IDから判ってるのに確認のためどうしても電話で姓名と住所をフルで言えと強硬だから、利用者たちはいつも仕方なく答えていて、ヤマト運輸はこの調子だから仕方ないと思っていたところへ成りすましの騙り電話があるから、騙されてしまうのだ。

 そして、ヤマト運輸で違法物を贈ろうとした疑いで貴女に逮捕状が出ているとか報酬を受け取っているから口座を調べるとか言って脅し、警察が言うことにしては変だと思っても、そうすると口調が急変してヤクザっぽくなり、個人情報を得ているから従わないと危害を加えるという恐喝になる。


 つまりヤマト運輸の普段からの業務態度が犯罪の一因である。

 それを利用しての犯罪であるから、勝手に名を騙られたというだけでは済まないはずだ。それでもヤマト運輸は、確認のためにやっているの一点張りで必要性については言及しない。

 このような日常生活で利用せざるを得ない大企業が優位な立場を利用してやっていることに付け入って犯罪が行われているのだから、そこで被害があって個人情報に甘い人が悪いとか騙されるのが悪いとか言ってはいられまい。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年11月25日
  • 読了時間: 3分

 いま年末恒例の振り込め詐欺で金融機関の電話は大混雑である。

 昔と違って今は架空の名義で預金口座を作ることは不可能なのだから、にもかかわらず振り込め詐欺に使用される口座を有する金融機関にも責任がある。膨大な数になる口座のすべてを監視するのは大変ではあるが、それでも犯罪に使用される口座を保有している事実に変わりない。

 また、多額の預金を簡単に引き出せないようにしている金融機関がある一方で、その点がずさんな金融機関もある。



 しかし警察は何をしているのか。

 そんなことはどうでもいいという態度ならともかく、いちおう警戒して見せてはいる。無人のATMで上司に命じられた若い警官が監視で立ちんぼをしていたりもする。

 しかし、そもそも振り込め詐欺は痕跡が残るのだから、警察が捜査すれば追跡できる。そして必ず捕まるとなれば振り込め詐欺をする者はいなくなる。ところが捕まらないから、やる者が出る。そして、捕まらないのは警察が捜査しないからである。これは前に詳しくここで述べたとおり。被害届も受け取らない。


 よくある話として、事件が多すぎて警察は受理したがらない。

 これは他の犯罪でも言われていることである。しかし振り込め詐欺の場合、やる者が捕まってばかりだから、やる者が減る、ということになれば、長い目で見たら警察としても楽になって良いはずである。

 ところが、前回に説明したように、警察は犯人が判るのに判らなくして逃がしてしまう行為ばかりやっている。なぜなら、偽警官が犯罪捜査がらみだと称しての振り込め詐欺をしていることが増えているからで、この偽警官は偽の偽警官つまり本物であるという指摘がある。だからこそ警官に騙されたり脅されたりで、それが問題になっても警察は偽警官だと強弁し、あくまで被害者が騙されたのだと言う。

 

 警官が偽警官のふりして振り込め詐欺をすれば由々しきこと。

 だから、そんな警官は見つけて免職のうえ刑務所というのが普通である。しかし、それは不良警官による個人的な犯行ならばの話である。そうではないから、警察は振り込め詐欺の犯人をわざと逃がしているとしか考えられない。

 つまり警察が組織的に振り込め詐欺を働いていて、それは裏金づくりのためというのが、考えられる唯一可能な動機である。警察の裏金づくりは内部告発もあって昔から指弾されてきたが、警察の力は強大なので追及を諦める人が圧倒的に多い。

 ただ、庶民が生活の蓄えを奪われて困窮し、そんな人がこんなに増大しては、いずれ大騒ぎになって警察も対応を迫られるだろう。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年11月9日
  • 読了時間: 2分

 田島陽子もと参議院議員がネット番組で発言した。

 「『妻』という呼ばれ方でいいのか?」というテーマで「妻って変な言葉だよね。刺身の“ツマ”で、何かの端っこみたい」と指摘したうえで、「人間の旦那の相手を妻と呼ぶのは失礼、腹立たしい」「これは法律で変えていかないといけない」などと語った。


 これにケチをつけたのがタレントの猪狩ともか。

 この人はアイドルユニット「仮面女子」のメンバーで車いすユーザーと紹介されている。彼女は自身のバツ(エックスとも言う旧ツイッター)で「いい加減こういう言葉狩りやめませんか?普通に『妻』で良くないですか?」と投稿し、これが一部で「反論」と報じられた。



 言葉ということでは、法律を改訂するべきだと元議員は言った。

 これは当たり前のことである。法律では言葉を正確に使用しなければならない。そして現代の日本の法制度では、婚姻について両性の平等を謳っている。ところが今の婚姻届は記入欄に「夫」「妻」と記載されていて、片方を添え物とする表現になっている。

 これだから、「失礼」「腹立たしい」としたうえで、法律を変えないといけないという指摘である。俗に軽く発した言葉に細かいことで非難を浴びせることを「言葉狩り」と言うことがあるけれど、それとは明らかに違う。


 つまり猪狩は田島の発言の趣旨を正確に捉えていない。

 だから、言葉を正しくしないと法律的に問題であるという指摘に対し、「普通」に従来のままでいいと的外れなケチをつけたのだ。

 これでは真面目な問題提起に対する「真面目狩り」「問題提起狩り」である。こういうことをする人は他にもいて、それは常に通俗的で時代遅れな「普通」を掲げて改善を妨げるから、とても迷惑なのだ。芸能人の無知だけでは済まされない。


 
 
 
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