- 井上靜

- 6月6日
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更新日:6月6日
小泉古古古米は「ななひかり」と命名した人がいる。
失政を誤魔化してマスメディアで選挙向けパフォーマンスは空々しいが、テレビばっかりの老人は騙されるのだろう。
米が不作でもないのに店から消えたのは、値を吊り上げるため隠している業者がいるとしか考えられないが、それ以前に米農家が激減していることが指摘されてもいる。
米は自分で作るといい。
それなら、自分で食べるだけだと規模が小さいから農薬に頼ることもなくなる。ところが米は害虫だけでなく、それ以上に害鳥の被害が深刻だ。
まず、米を作るのは、そんなに難しいことではない。ベランダにバケツを置いて稲を植えて、そのまま収穫までもっていくことが出来る。これは、自分でやったことがある。
そのとき、収穫しようとした早朝に雀が来て食い荒らされた。追い払ったけれど、損害があった。この体験で、米を雀に食害される深刻さが、よく理解できた。ちょうど良い時を狙って嬉々として飛んで来る雀が、これほど憎たらしいとは、それまで知らなかった。
雀の米被害は深刻だ。
かつて中国では、米の食害に頭に来てしまい、国を挙げて雀狩りをして、絶滅させてしまえとまで言っていた。その結果、害虫の被害が増えてしまった。雀は雑食で虫も食べる。それが激減したからだ。生態系を勝手に変えるわけにはいかないのだ。
あの万国博覧会の大量発生した蚊も、それを餌にする魚や鳥を追い散らしたことが原因と指摘されている。幼虫は汚れた水の有機物を食べて浄化させてもいる。それなのに、自然の循環を狂わせたから大変なことになった。『風の谷のナウシカ』と同じ図式だ。

カカシを英語でスケアクロウという。
カラスを怖がらせる、という意味だから、やはり米英では農業の中心が稲作じゃなかったということか。あと、日本のカカシと違ってスケアクロウは二本足だ。
それはともかく、小規模であれば、稲作は難しいとか大変とかではないので、みんな試してみたらいい。


