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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年1月10日
  • 読了時間: 2分

 DVDでオペラ上演の録画をいくつか観た。

 そこで『カルメン』などは内容も音楽も気楽で楽しい。年末恒例のFM放送「バイロイト音楽祭」を聴いた後だから、なおさらである。仰々しい内容と音楽ばかり意味があると思うのは勘違いである。

 知り合いの音楽大学の先生が著書で述べていた。

 昔は交響曲ばかり聴いていたが、それを思い出すと恥ずかしいという。壮大な雰囲気に酔っていたような感じがしてしまうということだろう。

 

 去年の訃報で松本零士さんだけサインを持っている人だった。

 あれは1978年のことだった。『宇宙戦艦ヤマト』『銀河鉄道999』『惑星ロボダンガードA』~『SF西遊記スタージンガー』と、週に四本も松本零士がらみのアニメが放送されていた当時だったから、持っているのが誇らしかった。

 コロナウイルス新型肺炎で中断していたバイロイト音楽祭が復活という経緯で、熱烈なワグネリアンだった松本零士さんは、どう思っていたことだろうか。

 

 「古代くんが死んじゃう!」なんてワーグナー劇のヒロインそのものである。

 ある女性の音楽評論家が、ワーグナー劇のヒロインは男性に都合が良い女性であると言っていたけれど、そのあたりは拙書で述べている。ホームページ参照。

 

 ということで、年末年始は歌劇派であった。

 あと初売りにも行って、高価なものが半額というのを買った。あまり初売りで買うことはなかったが、思うことあって今年は特別だった。毎年やっているそうで、店の人は新年早々から働いている。ただ、福袋は買わなかった。

 この福袋といえば、被災地の店で山積みになったままの福袋は、店の人たちが気の毒だった。



 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年12月31日
  • 読了時間: 2分

 よく「改装」か「閉店」の特売を繰り返す店がある。

 そして、いつ改装や閉店するのかと言って客も半分は冗談として受け止めていたりするものだ。あの靴屋など、それで有名である。


 ところが近所の店は「完全閉店セール」を謳っている。

 これは、やや高価で洒落た雑貨を揃えていた。男性の持ち物としては如何かというものが多いけれど、男性でも使って構わないものだ。

 いつも賑わっているけれど、売上はどうだったのか。店が維持できる程度の利益でも続けられなくなることはある。テナントとして入居している建物が、人通りの良い場だから売れて当たり前ということで、定額の料金ではなく売上に合わせた上納金の契約で、それにしては売上と利益が振るっていないとなると契約を解除されてしまう。

 そういう事情を匂わせる完全閉店である。




 地元の女性の議員に話したら、残念がっていた。

 その閉店を、最近は行ってなかったので知らなかったが、よく、買わなくても見に行っていたと言う。テナントの事情もあるかも知れないが、最近の経済の情勢が影響したのかもしれないと推測していた。

 あと、もう一つの閉店があった。


 テナントではなく住宅の一階が店舗のところがある。

 それが、近所だが別の商店街にあって、夫婦でやっていた。もう八十歳半ばだから、夫婦ともに引退を考えていて、よく手伝っている息子が跡を継ぐとばかり思っていたけれど、息子は大病をして無理だと言う。少し前に危ない状態になり、命は助かったけれど商売の後を継ぐのは厳しすぎるとのことだった。

 そうしたら、店はシャッターが閉まったままになった。この話に先の議員は驚いていた。かなり昔から馴染みだったが「最近シャッター閉まったまま」には気づいてなかったそうだ。


 そのような、店についての寂しい話があったのだった。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年12月29日
  • 読了時間: 2分

 年末年始には郵便局で臨時雇いを募集している。

 それ以外でも時間外の窓口で受付の業務をしている人が正規の職員でないことがある。そういうのは女性が多い。男性なら配達の補助になるのだろう。

 前に噂で、逓信病院では治療費が払えないと回復したあとに郵便配達で返すことになっていると言われていたことがある。もちろん冗談だが。


 知り合いが、郵便局で毎年のように年末年始のバイトをしていた。

 たまたま、一度やったので経験があるから翌年も誘いがあったということで、最初のバイトと同じ業種のバイトを何度もやる人は少なくないだろう。

 自分でも、年末年始のバイトで同じことをした経験がある。それはビリヤード場やボウリング場だった。年末年始は書き入れ時であるから。



 頼まれて毎年のようにやる人もいた。

 それが中学の同級生で、新聞配達をしていた。寒くなると朝刊の配達がキツイからと止めてしまう人がいる。

 それで、一度やったら年末になると販売店から電話がきて、また頼むと言われ渋々やったそうだ。ほんとうは、寒いだけでなく正月の別刷版があるので重たくてシンドイから断りたいけれど、懇願されてしまうということだった。


 あと神社の出店がある。

 これは『男はつらいよ』に毎回のようにでてくる。寅さんはテキヤである。テキヤとはもともと神道用語で祭りを仕切る人のことである。それが店の場所を仕切るヤクザ者の仕事の意味になった。

 しかしヤクザでもテキヤでもないけれど、近所の大きな神社で昔から出店をしているから、近所づきあいで正月のバイトの定番になったという人がいた。


 年末年始に出かけたさい、そこで働いている人たちにも少し思いをはせるようにしてほしいものだ。

 
 
 
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