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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月15日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月16日

 この話は前に細切れで出したことがある。

 それは同じ高校の男のことで、父親が会社をやっていて、自分は長男だから跡を継いで当たり前だと子供のころから言っていたそうだ。父親が二代目で、彼は三代目だ。これを中学も同じだった人が言っていた。

 そして、彼を知っている同級生はみんな、彼は経営者に向いているとは思えないと言っていたけれど、彼が継いで当たり前と言っているのは社長になるということであって、社長は経営の責任者だとは思っていない。その証拠に、大学は経営学科などではなく文学部の日本文学科に行った。文学部は趣味として、日本文学科なのは外国語が苦手だから。

 

 そして大学に入るとクレジットカードを見せびらかした。

 大人になったのだから、こういうものを持つべきだと言って。社会人になって安定した収入があるから審査に通ったというならともかく、親が支払うカードである。大学生だから当たり前である。勉強もしないし、バイトもしない。親の金で偏差値が低くて学費の高い私大に行って遊んでばかりいる。

 あるとき、飲食店で従業員に横柄な態度だから、みっともないと注意したところ「こっちは客なんだよ」と言い「従業員は客に絶対服従なんだ」そのうえ「お前だって飲食店でバイトしたことがあるから解かるだろう」と。


 自分は親の金で遊んでいて、さらにケチどころではないことをする。

 彼は、人に損をさせた分、自分が得する、というのが無上の価値観であったから、例えば飲食店でも、帰る直前に自分だけが好きなウイスキーをボトルで注文し、それは自分が持って帰って全部飲むが支払いは割り勘だと言い張る。そして「やーい、お前たち損した、俺は得した。お前たちバカだ、俺って頭イイ」と何度も笑いながら言っていた。

 この話に、こんなことする奴とは絶交して当たり前で、付き合う方が悪いと多くの人たちは言うが、その時に一緒にいた人は付き合いを続けていて、それくらいしょうがないと言っていた。親の金で遊んでばかりのだらしない人と付き合うのは変だが、それでも奢ってもらえるというなら解かる。そうではなく、不当なことをされて損をしたうえコケにされているのだから、それで平気でいるとは不可解である。



 自民党の二世三世四世の議員たちは、まさにこんな育ちをした人たちだろう。

 だから、やっていることも同じ感覚を発揮しているわけだが、それで増税ばっかりとか酷い目に遭わされているのに支持している人たちがいるのは、それでも付き合い続けている同級生と同じことなのだろう。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年11月16日

 「答弁を差し控える」が濫発される記者会見で思い出した。

 マーチンシーンが大統領の米国製ドラマで、官邸の広報官が歯医者に行っている間に別の官吏が記者会見に代役で出たところ、不慣れなため場当たり的とかその場しのぎとかの対応をしてしまう。

 そこで経済政策についての質問に対し、本当は自分だと解らないのを解ったふりしてしまい、もちろん政策はあるけれど今は発表を差し控えると言ったため、そのあとマスコミから「政府に秘密の経済政策」と騒がれる。

 


 これに怒ったのが、歯医者から帰ってきた広報官だった。

 そんなこと言ってないのにマスコミが勝手に騒いだと代役で出た官吏は言い訳するけれど、あれでは言ったのも同然だから、勝手な解釈であると否定はできない。いい加減なことを言ってしまったため後から困ることになる。

 そんなことも解らないのか、いくら急な代役で出て不慣れだとしても。そう怒られてしまう。


 だから「答弁を差し控える」と言われたら、逆手に取り勝手な解釈をすればいい。

 そして、そんなこと言ってないと当然ながら言われるだろうけれど、事実上そういう意味になることを言ったのだから、決して曲解などしていないと反論して、違うと言うなら他にどんな意味になりうるのかと追及すればいい。

 相手がしらばっくれたら、それが一番である。相手が答えないと非難してばかりいても悪意でやっている相手に対しては無駄だから、それを悪く解釈して出来るだけ困るように騒ぐのが最も効果的である。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2023年11月8日
  • 読了時間: 2分

 かつて片山さつき議員の生活保護叩きが国会でも問題にされた。

 あの当時、片山さつき議員による一連の発言のため、病気で働けなくなった人が死亡する事態に発展した。それで国会の質問で取りあげられたのだった。

 そのうえで「あなたは学歴・職歴は立派だけれど、それを鼻にかけるように上から目線だ」と言われていた。

 その前に、片山さつき議員はテレビで芸能人に言われていた。「議員なら制度の問題を取り上げるべきで、それなら私も賛成するけれど、なんで個人攻撃をするのか」と。



 米山隆一議員も片山さつき議員と同じである。

 彼が大学の教壇に立つ資格がないと批判している悪名高い菊池某の資質もあるだろうけれど、それ以上に、権勢に媚びながらデタラメ言うと出世や昇身に役立つから、やる者が後を絶たないのだ。

 そして今、東大や京大が批判する大学法人法改定など、菊池某みたいな大学教員の大発生を促進する。なので、そんな法律の問題とアカデミズムの構造を問題にすべきである。その方がよほど国会議員の仕事に相応しい。個人攻撃なんて、している暇が議員にあるわけがない。



 これは、片山さつき議員も米山隆一議員も、学歴・職歴は大層ご立派だけど、それで思い上がって上から目線だが、体制に組み込まれて思考が硬直し、構造を見て改革する能力に欠け、個人攻撃が精一杯ということではないか。

 
 
 
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