- 井上靜

- 2024年5月9日
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安倍晋三の嘘として有名な話。
自衛官の子供が学校で「憲法違反」と言われて虐められているから憲法を改定するべきだ、とのこと。それで改定するのなら、自民党政権が、自衛隊は憲法違反ではないように作られている、としてきたことは嘘になる。
また石破茂は、自衛官の子供が憲法違反と言われて虐められる、なんてことは無いと指摘し、自分も改憲論者だが、そのために嘘を言うのはいけないと安倍晋三を批判していた。
つまり安倍晋三の発言は二重に悪い。
自分の体験では、自衛隊の基地の近くに何年も住んでいたことがある。
だから自衛隊の官舎があって、同級生には自衛官の子供が大勢いた。それが憲法違反だとか言われて虐められたなんてことは全く見たことがない。
しかし、自衛官の子供が虐めをしているのは、数えきれないほど見た。例えば、共産党員の子供を「非国民」とか「(ソ連や中国の)手先」とか言って虐めていた。これに教師が、政治的な思想信条などの自由は憲法で保障されていると指摘して注意すると、安倍晋三が国会でやっていたのと同じように指差して「日教組」と非難していた。

自分が感心のあった沖縄のことでも、あった。
沖縄は、もともと独立国だったのに侵略併合された。そして差別を受けて、戦争では捨て駒のようにされて多くの犠牲者が出ている。だから、自衛隊も信用できないと言う人が、他の土地にもいるけれど、沖縄は特に多い。
こんなのは常識だが、それに対して自衛官の子供が「うち、自衛隊だからな」と言って、同調する同級生が「可哀想じゃないか」と責める。どちらも権勢に媚びる性格だから、普段は教師の前で良い子に見せて、政治的になると、ここぞとばかりに教師を攻撃する。そうした攻撃の仕方をすれば安全に攻撃できるからだという嫌らしさ。
そもそもは、そいつらが「自衛隊の悪口を言う奴は非国民だ」と中傷誹謗するから、それは違うと言っただけなのに。
現役自衛官に訊いたことがある。
それは父親の躾が悪いからで、そんな人は確かに自衛隊に居る。他の職場でも同じだろうけれど、それが自衛隊としての特徴が現れただけ。また、自分の子供は、そんなこと絶対にしないけれど、それは飽くまで、虐めなんて卑劣なことは最も恥ずかしいことだと躾ているからで、自衛隊とは関係がない。
そう言われて見ると、自衛官の子供だと言う人に政治的な話をすると大体が間違った認識や偏見を持っているものだけど、それに基づいて虐めなどの非道をする人は一部の者である。
わかりやすい例は田母神俊雄もと空幕だろう。
あの人は歴史認識に関わる発言で自衛隊を追われるように辞めたうえ、そのスタンドプレーで名を売って選挙に立候補したら支持者からの寄付金を使いこんだうえ買収で逮捕され、法律を知らなかったと言う御粗末であったが、女性の自衛官が隊内でセクハラ被害に遭ったさいも女性を侮辱する発言をしていたし、離婚と結婚で揉めたのは他に好きな女が出来たので妻は捨てるという態度だったから私生活でも最低男と言われた。
こんな人が父親だったら、子供がどう育つかということである。
ようするに政治性ではなく人間性の問題である。


