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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年10月2日
  • 読了時間: 2分

 石破茂が自民党の総裁選挙で当選した。

 これにより、政権与党の自民党によって石破茂は総理大臣になること確実となった。石破茂は右派・タカ派である。なのに右派・タカ派が不満を言っている。それも、石破茂に投票した自民党員たちに凄まじい怒りを表明している。そのうち有名人では元放送作家で小説家の百田尚樹がいる。

 なにが面白くないのか。


 高市早苗に当選して欲しかったようだ。

 高市早苗は、石破茂と同じ右派・タカ派でも、排他的である。それが良いという人たちからすると、石破茂では物足りないということみたいだ。

 これは同じ右派でもインターネット上で匿名で差別やヘイトも含めて勝手なことを喚く右翼体質の者すなわち「ネトウヨ」と言われる連中を満たせるか否かの問題である。


 石破茂は読書好きである。

 仙谷由人議員の発言に対して無知な丸川珠代議員らが「自衛隊を暴力装置と言うなんてケシカラン」とヒステリックに叫んださい、石破議員は冷静に「仙谷議員は政治学の古典を読んでいるのだなと尊敬した。マックスウエーバーの『職業としての政治』に、警察や軍隊など実力行使する機関を、唯一、合法的に所持できるのが国家」と定義されている」と指摘していた。

 その一方で、前原誠司は、同じ野党の議員なのに「仙波は共産党の本を読むから、あんなことを言った」と非難した。ウエーバーとマルクスの区別ができない前原は、京大で右派の論客として有名な政治学者の高坂正尭に師事したと言っていたが、本当なのか。それにしてはお粗末すぎると呆れられていた。

 この無知とお粗末がネトウヨである。



 石破は『諸君!』『正論』を愛読していた。

 この文藝春秋社と産経新聞社の発行する二大右派月刊誌は頭文字をとってナチスにひっかけて「SS」と言われた。

 ところが、どちらも商売のため内容をネトウヨ的に変えてきたと指摘された。そのさい石破は、自分も長年の愛読者として両誌の変容に違和感を覚えていると発言していた。これは古典も読んでいる立場からすると当然の感想だろう。

 このように、右派とネトウヨとは似て非なるものである。


 これが、高市早苗を推す者たちが石破茂に不満な原因である。

 高市は昔、あんな右派ではなかったけど男社会の政界に迎合して極端で排他的な態度をとるようになったと言われている。

 その態度が良くて高市を推していた人たちは、百田尚樹や小林よしのりなら読むかもしれないが、政治学の古典も踏まえて現代日本の右派論壇雑誌も読む石破茂のような政治家は面白くないはずだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年9月28日
  • 読了時間: 2分

 立憲党の代表になった野田元首相の発言。

 「弱者を助ける政治は終わりにして、弱者が生まれない政治を」

 これは弱者は予め排除するナチズムである。弱者になりそうな遺伝子を持つ者は根絶やしにするという意味になる。それが普通の文理解釈である。

 もちろん別の意味にもとれる。



 弱者になるはずの人が、そうならないようにする。

 つまり、考えられる限りの、あらゆる場合を想定して、予め対策を立てて、弱者にならないようにするという意味。

 ということは、社会主義である。立憲党の代表となった野田元首相は、日本を社会主義にすると表明したのだ。

 まさか、そんな発想を、あの人がするはずがないと普通は思う。



 鳩山元首相は、野田元首相が、あの当時から自民党と通じていたらしいと発言していた。

 そうでなければ、あの自爆解散によって自民党に政権を返すわけない。『ゴッドファーザー』の中で、「敵方と仲裁してやると言う者は、その時点で既に敵側に寝返っているものだ」という趣旨の台詞があったけれど、野田首相が自民党と話し合って解決するというのが自民党に政権を返すことだったという事実からして、民主党政権で首相をしている人が実は自民党に寝返っていたと考えるのが自然だ。

 そんな人が、また政権を自民党から奪おうと思うものだろうか。


 ところが野田元首相は社会主義にすると言う。

 そんな野心を内に秘めていたのだろうか。「立憲共産党とは言わせない」と、ネトウヨを気にして言っていたが、そんな連中を気にかけて政治家が務まると思っているのだろうか。そうではなく、共産党なんかそっちのけで立憲党が社会主義にするとの意味なら、大したものである。

 やはり素直な解釈であるナチズムであるか、あるいは弱者に配慮する社会政策を放棄すなわち政治の存在意義を否定し、その正当化のために、弱者は存在しないと強弁するつもりなのだろう。あの片山さつき議員がやってきたように。

 その程度の人が代表になるのが立憲党の水準である。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年9月27日
  • 読了時間: 3分

 立憲党の代表になった野田元首相が説いたそうだ。

 「弱い人を助ける政治は、もう終わり。弱い人が産まれない社会を作るということであります」

 おそらく弱者の基準を変えてしまい、存在しないことにするつもりだろうと指摘されている。

 また、どうしても弱者は出るのだから、その対策をするのが政治であり、それをわかってない野田は政治の基礎ができてない。こんな人が首相だったのだから、自爆解散で自民党に政権を返したのも当然のことだろう。



 そもそも弱い人が産まれない社会とはナチス政権が目指したことだ。

 これを賛美して日本も見習うべきだと説いたのが、渡部昇一上智大学教授である。週刊文春で「神聖なる義務」と題して、劣悪遺伝子を持つ者は子孫を残すべきではないと主張した。

 この人は統一協会と関係を強めたので、文藝春秋は距離を置くようになり、仲良くし続けたのはフジサンケイであった。ところが防衛医大が渡部昇一を読んで講演させていた。医療機関が、遺伝や家系で生命を操作するべきだと主張した人に講演させるのは如何かと思うが、あの当時は中曾根内閣だったから、渡部は中曽根ブレーンとしてフジテレビの「総理と語る」で共演していたし、なにより渡部昇一と中曾根は統一協会と密接であることが共通項である。そして防衛医大を作ったのが防衛庁長官だった当時の中曾根と医師会長の竹見太郎である。竹見太郎の息子が、親の威光で厚生労働大臣になって、とんでもないことをしているのは周知の通り。



  

 人気SF『銀河英雄伝説』の最初に出てきた。

 ゴールデンバウム王朝の支配者ルドルフ皇帝は「劣悪遺伝子排除法」を設定して大虐殺を実施した。これについて「神聖なる義務」であると説いた。

 明らかに作者の田中芳樹は、渡部昇一の主張を念頭に置いて書いていた。他のことでも渡部昇一はでたらめばかり言ったり書いたりしていたことで知られる。田中角栄擁護で無茶苦茶なことばかり書くから、田中金脈を追及した立花隆から「頭がおかしいとしか思えない」と言われていた。

 「♪お鍋の中からボワッと、インチキおじさん登場、いつだって忘れないエジソンは偉い人、そんなの常識~タッタタラリラ」というアニソンが、かつてヒットしたが、それ式に言うと「♪渡部昇一ボワッと、インチキおじさん登場、この人に言わせればヒットラーは偉い人、そんなの非常識~タッタタラリラ」である。

 



 野田は父親が自衛官だったと言っていた。

 その影響を受け反共だと公言していた。自衛隊は統一協会に汚染されているが、オウム真理教などのように外部から組織に侵入したのではなく上層部からである。その影響が野田に現れている。だから冗談ではなく、野田が政権についたら今度こそ大虐殺が始まるだろう。

 そう思わせておいて、自民党の方がマシだと思わせて自民党を利するつもりなのかもしれないが。

 

 
 
 
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