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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年11月2日
  • 読了時間: 2分

 衆議院議員選挙で自民党に打撃を食らわせた『赤旗』は読者が増えた。

 そこで購読者から提案があった。購読料を口座引き落としやクレジットカードでも支払えるようにするべきだ、と。

 もちろん便利になるけれど、それ以上に集金のさい共産党員と顔を合わせないで済むようにすることが大切だということ。

 この集金のさい、党員の中には安易に共産党へ勧誘することを言ってしまう人がいる。本人は「オルグ」したつもりでも、そういうことを嫌がる人がいる。





 これは自分でも経験がある。  

 前に近所の支部(地区委員会)が『赤旗』を、料金箱に小銭を入れて容器から新聞を取り出すという、よくある無人販売をしていたので、通りかかった時に買って読んでいたところ、そこで声をかけられて配達しましょうかと言われた。その時は断ったが、のちに配達で読んでいたら、集金のさい忙しいときは煩わしいうえ、そこで選挙の話なんかをされると、それ自体はいいけれど時と場所を考慮してくれないから迷惑だった。

 このさい失礼なことを言われたと怒った人の話も聴いた。


 その人は長年の支持者だった。

 ある時、市議会議員選挙で共産党の当時は若手の女性市議会議員がまた立候補するので演説会に動員をかけていた。そのさい若い男の声だったそうだが、年配の人に対して『赤旗』を読んでいるなら来て当たり前だという趣旨のことを言ったものだから、それなら購読を辞めようと思ったそうだ。

 この話に、その市議会議員の後ろ盾のような年配で古参の共産党員の男性が、その怒っている支持者に誤りに行こうと言っていたのに、別のベテラン市議会議員の女性(今は、とうに引退している)が、その怒っている支持者のことを「飲んべいだから」と笑っていた。酒飲んでいたのだろうというわけだ。そうだとしても、これは失礼じゃないかと思った。

 だから、『赤旗』を購読しているからと安易に党に誘うのは辞めるべきで、顔を合わせないで済むような支払方法も取り入れるべきたという提案は、実にもっともなことだ。


 『ナニワ金融道』の青木雄二が言っていた。

 彼は生前、資本主義は悪いのだから、それを否定する唯一の政党は共産党だと言って応援し、また商業マスコミは資本家に操られているので『赤旗』を読んだ方がいいと推奨していた。

 そのうえで「共産党員でなくても『赤旗』を読んでいいし、『赤旗』を読んだからと選挙で共産党に投票しなくてもいい」と指摘していた。

 これが基本のはずである。




 
 
 

 衆議院選挙で自民党は大臣まで複数の落選者が出る敗北だった。

 どれも与党側の退潮は予想されていた。気になるのは維新の支持が減ってから国民に移動したらしいことだ。維新に投票していた人が、共産党に投票することは殆ど無いし、自民党でも極めて少ないから、立憲にも乏しいはずだ。それが国民に向かったということは、あの玉木代表による「老人を安楽死に」という説が受けたということになる。他ではひんしゅく買った発言だけど、維新に投票していた人なら支持してもおかしくない。なにかヤバそうである。


 可哀想なのは共産党である。

 あの、自民党も致命傷だったと認めた、裏金で非公認の候補のいる支部に政党助成金から2000万円支給というのは共産党の機関紙『赤旗』のスクープだったし、そもそも裏金も『赤旗』が追及したことだった。

 ところが、その効果ありすぎで、自民党は酷すぎるからと批判票を共産党に入れるより、もう自民党には辞めてもらいたくなって、また政権交代して欲しいと旧民主党の立憲および国民に投票した人が多かった。



 共産党の議席は減ったが赤旗の部数は増えた。

 皮肉だが、これは次に続くことだ。なぜか。共産党は機関紙収入が他を圧倒して多かったが、紙媒体の衰退で機関紙『赤旗』も部数が減っている。それで紙面の質も低下していることは、ここで前に指摘したとおり。デジタル化は費用が莫大で簡単ではない。しかも政党助成金を批判しながら受け取っている他の政党とは違い、共産党は受け取り拒否している。それができるのは機関紙収入があるからだけど、それが減っているから選挙運動も不活発になっている。

 しかしスクープで評価され機関紙収入が増えたら、活動資金も増えて、活動は活性化する。


 最近、共産党が選挙で振るわないのは、慢性的な資金不足である。

 よく党の組織のことを論うことで政治を解ったふりしたがる疑似インテリ政治オタクがいる。とくにみっともないのが、自称リベラルの反自公ネトウヨである。そのり連中が何と言おうと、現実は金である。

 要するに、政党だって、バンド活動や受験の偏差値と同じということなのだ。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年10月29日
  • 読了時間: 2分

 大石あきこ議員が橋下徹もと知事に勝訴した件。

 このさい、同議員側の弁護士が会見で言った。兵庫県知事のパワハラが問題になっているが、もとは橋下徹府知事の時に、そのパワハラをマスメディアがきちんと報道しなかったから、どんどん酷くなってしまったという。

 まず橋下知事は、自分の立場をわきまえず勝手なことをして、それに唯々諾々と従わないなら辞職しろと言い放ってきた。そして迫害により健康を害した人までいる。

 これをマスメディアが、もっときちんと報じていたら、ここまでの悪化は無かったはずだ。



 これをある作家が紹介し、記者会見の録画を観て欲しいと言っていた。

 その言う通りで、首長になったら独裁者という橋下知事の感覚は異常と言ってよいだろう。一議員が、自分の考えと違うから他の議員に話を聴いてもらえと言うのとは違い、首長ともなれば色々な市民の声を聴く立場である。

 こんなことも解らない人が政治家をやっていて、それはマスメディアによるあからさまな嘘に支えられている。


 橋下知事は女子高生の陳情にも非常識で応じた。

 自分のすることに文句があるなら政治家になって変えるしかないとか、あまりの非常識に唖然とさせられた人ばかりであるが、あのとき女子高生は、こんな非常識な人が政治家なのかと情けなくて涙ぐみながらも、それは違いますと毅然としとして言っていた。

 それをマスメディアは、知事が甘ったれた女子高生を一喝し、女子高生は泣き出した、と報じた。

このように、マスメディアのあからさまな嘘に橋下知事は支えられていた。


 そして橋下もと知事はテレビに出て、とやかく言っている。

 そんなことより手前が国会議員になって変えるしかないはずだ。そうでないと彼の言ってきたことと整合性が無い。もともとテレビとは非常識を非常識でないように見せかけるように利用されてきたメディアだから、非常識な人ばかり出すのは当たり前である。

 それでも、テレビばかり見ていたとしても矛盾には気づける。気づけない人もいるが、気づいていても弱い者いじめの好きな人によっては橋下式が楽しいのだろう。それによっても彼は支えられている。

 
 
 
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