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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 11月1日
  • 読了時間: 2分

 バツ(旧Twitter)でのこと。

 いくつかの、経営者や弁護士の顕名アカウントが、高市首相を擁護していた。初の女性首相とはいえ男社会に媚びて出世した人であり、それを就任そうそう露呈させている、という否定的な評価に対してのこと。それは、あまり具体的ではない。

 まあ、たんに自民党だから、ということがあるだろう。


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 その経営者や弁護士は、口汚くて品がない。

 また、考えが古臭い。そして、自らがいかに稼いでいるかを自慢しているのが特徴である。つまり俗物である。だから、権勢に媚びて出世する嫌らしさを理解できない。自分と同じことをして「社会的成功者」になったのだから、それが正しいと思って当たり前である。

 それに気づいてないし、気づいたら自己が崩壊してしまうだろう。


 それは個人の勝手であるが、それでは済まないこともある。

 その経営者および下僕の弁護士たちは、高市首相を批判するのは「日本が嫌いな人たち」と言っていたり、「共産党やれいわ組を支持する者はうちの会社に無用」などと、汚らしい発想による差別を公然とやらかしている。

 これは、内容からして、高市首相が庶民の生活についての政策を掲げず、逆に苦しめることばかりを早速に標榜したことを、自分は金持ちだから是としているということだ。


 こんな卑しい発想をするのはベンチャー企業に毛が生えた程度の経営者である。

 もっと本格的に成功した者は、自分の事業の社会的な責任を考え、政治的な差別することは慎む。社会常識にも憲法にも違反しているのはもちろんだが、いかにも人を出し抜いて成功したと得意がるのは劣等コンプレックスの裏返しであるとみなされるからだ。いじめられっ子だったけど、ブサイクだったけど、金持ちになった、とかいう卑屈な心理が透けて見える。

 あと、自民党や高市首相の支持者でないと駄目、共産党やれいわ組の支持者は駄目、という人では、人権無視の悪徳経営をしているとみなされる。もっと大企業の経営者なら、嘘でもいいから上辺を取り繕う。それができない未熟な経営者では将来性に疑問である。

 

 そういう経営者や下僕の弁護士たちは、自民党と同様に亡ぼすべきだ。

 もっとも、勝手に自滅する可能性があるから、そのさいは高みの見物を決め込んでもいいだろう。

 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 10月30日
  • 読了時間: 2分

 「なんだ、この右翼は」

 右翼の街宣車がトランプに対して「ウェルカムトゥジャパン!」と横断幕を掲げてアメリカ国歌を流し、日の丸と星条旗を並べて掲げているのを見た人達による疑問と怒りである。

 

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 しかし、これが日本の右翼の普通の在り方である。

 もちろん後から別の路線の右翼も現れ、その反米や民族派の「新右翼」に対して「既成右翼」と呼ばれた。この既成右翼はあの児玉誉士夫の路線であり、彼は自著で 「かつての国家主義者、すなわち天皇と国家にあくまでも忠実であった者の中からこそ、真の親米派は生まれ出る」と堂々と言い切っていた。


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  児玉誉士夫は赤尾敏の弟子だった。

 ロッキード事件に関与が取り沙汰されたことで赤尾敏は児玉誉士夫に激怒していたけど。 それはともかく、動画に登場する「大日本愛国党」は、その赤尾敏が作った政治団体である。赤尾敏は代議士だったとき対米政策で東条内閣と対立していた。それで戦後も説法や街宣の時に星条旗を掲げていた。

 つまり 赤尾敏は戦前から反共親米で戦後も変わらず。一貫した態度である。


 また、赤尾敏は、戦後は親イスラエル反パレスチナが加わった。

 こうして、一貫性がある代わりに国粋主義を標榜しながら民族主義が欠如し、貧者の代弁者と自称し資本家を批判するものの金持ちの親戚に活動資金を頼り、下町ではなく銀座で説法するという矛盾を抱え克服できなかった。

 これが、共産党員から転向して右翼そしてCIA協力者となった田中清玄から「赤尾敏なんて小者」と言われた主原因であった。



 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 10月30日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月31日

 高市首相の態度が恥ずかしい、という人たちがいる。

 あの、トランプ大統領に対しての卑屈な乗りのことである。これは高市早苗という人の資質によるものではなく、男社会で媚び諂いのし上がっていく過程で染み付いた習性のためだということだ。



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 これは韓国人も言っていた。

 もしも、韓国の女性保守政治家で例えば羅卿瑗が大統領になっていたら、高市首相と同じような場面を演じたかもしれない、と言うのだ。

 もちろん、高市首相の不見識もあるだろうが、あの態度は、男性優位の保守界隈で出世するため女性が身につけたことではないか。そう演ずることを求められてきた一種の役割のようなものではないか。


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 一方、トランプ大統領の馴れ馴れしすぎる態度を軽くいなしたメローニ首相。

 イタリアは家父長制の強い国柄である。その代わり、父親や兄弟ら家族が女性を守る。その点が東アジアの男尊女卑とは違うとは言え、やはり高市早苗という人の軽薄さが、あの威厳の無い態度の原因であろう。

 この、高市首相がトランプ大統領にへつらう姿に嫌悪感という話題に対し「女性初の首相なのに左翼じゃないから駄目と言う奴らがいる」とか「女性の進出を邪魔しているのは左翼」とか言ってる連中がいる。なら、なぜイタリア首相のトランプに対する態度が高市と大違いだと話題になるのか。彼女も同様に極右だ。


 高市首相が国会の演説で野次られたのも、そうだ。

 少数与党だから野党の声が大きくなったと言われているけれど、それ以前に高市首相に威厳が無かったことが大きい。あの人は首相として立っている姿が貧相である。

 だから、この先が心配である。

 
 
 
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