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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年9月3日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年9月3日

 埼玉県所沢市の市長が、統一協会の催しと知って出席していた。

 これについて問題にされると同市長は「反省は、そんなにしていない」「もう行かないとは言えない」と居直るようなことを言ったと報じられている。


 昔から所沢市は統一協会や創価学会が多い。

 そして隠然とした力を持っている。だから、例えばDVで悩む女性が人権擁護委員に相談したところ、その委員は宗教関係者で、男尊女卑を剥き出しにして、女性は我慢して当たり前だとし「人生には忍耐が大切である」と全く差別的なことを宗教と同じ調子で延々くどくど説教されたりする。

 この女性は後に他の自治体に転居のうえ離婚して解決したが、あの時の体験と、その体験から知ったこと、すなわち、そんな人が公的な地位にいて、宗教的には常識だが社会一般では非常識なことを、その公的地位をいいことに強要するのが普通にある土地柄にあきれ果て「もう所沢には住みたくない」と言ったそうだ。


 「所沢音頭」の歌碑。

 曲がついていて、♪ほんに~嫌なとこ、ほんに嫌なとこ所沢~、嫌なとこ、嫌なとこ、所沢~、という歌らしい。しらんけど。


 自民党が、日本の社会を中世に逆戻りさせようとしている。

 といわれる動きが危険視され、この原因は背後に宗教団体がいるからだと指摘されてきた。自分の意思ではなく、教祖が指示した相手と結婚して当たり前という宗教団体にとっては、DVなんて我慢して当たり前というのが好都合であろう。

 

 統一協会が自ら選挙に立候補ということもあった。

 政界に食い込むため統一協会は自民党に接近してきたが、それで選挙の応援をするのが普通だけど、「保守系無所属」を標榜して自ら立候補する人がいるのは珍しいだろう。

 しかもこれが、近所の主婦たちを通じてのポスター貼り要請など、統一協会を隠して協力が求められ、そうとは知らずに応じている普通の家庭があったりして、かなり気味が悪い。

 

 ところが、その意味を解らない人ばかり。

 いかに危ない団体かと言われてもチンプンカンプンで、よく共産党が批判していると言うと「アカに批判されているんだから良い団体じゃない」である。では創価学会も、よく共産党が批判しているけど良い団体なのかと言うと「創価学会は悪いに決まっているじゃない」という調子である。創価学会は、もっと前から色々と言われているので知っているというだけのことである。

 

 こんな民度の土地柄だったが、そこで選挙される市長も相変わらずということであったのだ。 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年8月30日
  • 読了時間: 2分

 もともと神社の御札は、神官が詞を筆で一文字一文字、心を込めて書いたものだった。

それはとっくに無くなって、みんな印刷になった。板切れに、詞を印刷した紙を糊で貼るだけ。板も紙も業者が機械で切って、貼り付けは手内職。

 これを「ご利益」があるとして売り、原価と販売価格を比較すれば暴利とさえいえ、これこそ「霊感商法」である。



 しかし神社のしていることは宗教ではない。

 あれが宗教だと思うから不当な感じがするけれど、観光に行ってスタンプを押すようなものだと思えば、絶対的な値段が安価であるから、なにも問題がない。また「鰯の頭も信心から」である。

 

 ところが統一協会の壺は高い。

 原価と比しての販売価格というだけでなく絶対的な価格が高い。それでも自由な意思で納得しての購入なら構わない。しかし、霊感商法は自由意志を奪って任意の形をとる。

 これはちょうど警察の取り調べと同じである。裁判で自白の任意性が問われるのは、日本では弁護士もつけず密室で一人が大勢の警官に取り囲まれ、自白させられるのが普通である。これでは冤罪ばかりで当たり前だ。

 

 だいたい、基督教が壺を売るだけで変だと気づくものだ。

 ところが買う人がいる。これだけで判断力を奪って騙している証拠だと言えるだろう。

よく言われる「統一教会」とは逆輸入みたいなもので、英語圏でchurchと訳されたのが漢字圏に戻ってのことだ。元々は「統一協会」で、これはNHKのK、日本放送協会の協会と同じでcorporationである。

 ところが基督教文明圏では主に異端として問題になっているから教会ということでいいが、日本では霊感商法が問題で、壺を売るなんて基督教ではない。正式には統一神霊協会だからオカルトの協会ということである。


 では神社もオカルトか。

 そのような要素はあるが、あれは先に指摘したとおり観光だと思うべきだ。仏教でも観光寺といわれることをしている。だから夜に仏閣をライトアップして見せ、宗教の見地からすると愚かしいことをしているのである。


 つまり、特に日本はそうだが、みんなが宗教だと思っているものは宗教ではないのだ。



  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年8月25日
  • 読了時間: 2分

 いくら自民党が応援しても、あんな人では無理だろう。

 なんて言われていた人が選挙に立候補したら当選することがある。これが最近の風潮では、きっと統一協会が組織的に応援したのだろう、と言われるようになった。

 もちろん生稲晃子のことが最も影響している。そこでマスコミに騒がれているのが、自民党の萩生田政調会長である。生稲晃子を統一協会の施設に連れて行ったことなどで。


 このことで生稲晃子は、マスコミに質問されていた。

 そのとき連れて行かれた先が統一協会の建物だと認識していたかと。その答えは何と、暑かったので化粧が崩れてしまい「顔を治すのに一生懸命」だったから、他の事には気が回らず解らないと言うこと。

 いくらタレント議員でも、こんな呆気にとられる言動をする人が当選してしまうのだから、何故だろうかと話題になって当たり前である。


 このことで最近、自宅の近所にいる元議員と話した。

 やはり地元でも、こんな人が何故と思う当選をした人たちがいる。こんな場合は統一協会の関与が噂されるもので、これは昔からのことだった。その中には具体的な指摘をされる人もいる。

 その一人が、当選してから公私混同やセクハラで問題になった人である。自民党に推されたにしても有り得ない当選だと言われていたけれど、当人が信者であることも含めた相当に深い関係らしい。

 


 また、近所に統一協会の信者は、かなりいそうだとの認識で一致した。

 例えば「ナンミョーホーレンゲーキョー」と唱える声が聴こえる宗教団体なら簡単に判るけれど、そうではないと気付きにくい。だから詳しい実態は不明だが、選挙の結果などから推測すると、結構な数になるはずである。この話に、多くの人たちが不気味だと言っていた。

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