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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年8月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 アマゾンと積水ハウスに不買運動が起きた。広告に三浦瑠麗を出したからだ。この人は権勢に媚びてデタラメ発言をしたり、それによって差別と偏見を煽ったり、だから。

 そして、いくら政権擁護とかウケ狙いとかの商売だとしても中身が酷すぎて「これでも学者か」と言っている人たちがいるけれど、それは学者を誤解している。

 もちろん、前に述べた通り、東大出といっても昔から最も不人気な農学部で、後から政治に転向したニワカ者であるし、もともと勤務先の青山学院大学は伝統的に、落合信彦ふうの面白可笑しいだけでデタラメな話を国際政治と称して語ってはマスコミに出るセンセイたちが盤踞しているところである。

 しかし、それ以前に、もともと大学に勤務していても学者ではないのだ。これを解っていない人たちがいる。

 この三浦瑠麗にしても、本職の功績によって有名になったのではなく、田母神俊雄と同じように学術的ではない論文で受賞したからマスコミに名前と顔を出すようになっただけ。

 そして、よく大学はマスコミ製の知名度がある人を教員に起用して宣伝に使うから、大学に勤めていても学者ではない。

 ところが一般的に誤解している人たちがいるだけでなく、大学に勤めているだけで学術的な実績など皆無なのに学者を自称している人たちがいる。この自称している人たちの方が誤解している人たちより問題だ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年8月18日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 安倍総理大臣が病院に行って検査したが、健康状態はどうなのか色々と言われている。

 そこが慶大病院だったので、こんな病院の何が良いのかと言っている人たちもいたが、もしかして向かい側にある宗教団体と関係があるのかと疑われもする。連立のことで訪問したついでということで。

 これは拙書『防衛医大…』で触れているが、その信者である医師が集会に誘って「山本リンダが来るよ」と大真面目に言うので「困っちゃうな」だった。この部分は、笑ってはいけないと思いつつ笑ってしまったと言う人が多い。

 その医師は、月刊誌『潮』を読んでいたので興味があると勘違いしたのだ。

 これについて拙書『朝日新聞…』で扱っているが、昔、公明党が野党だった時は後ろ盾の宗教団体の機関紙誌も野党の立場で、潮賞の選考委員に筑紫哲也もいたし、本多勝一が連載してもいた。当時勤務していた朝日新聞社から止めさせられたが。

 それはともかく、慶応は病院より医学部の大学図書館が優れていて、誰でも調べものをさせてくれるし、コピーも取らせてくれた。

 ただ、エレベーターは怖かった。古いし暗いし、乗ったら止まってしまって『死刑台のエレベーター』になりそうな雰囲気だった。卒業生の医師が「なんでエレベーターのことを知っているのかと思ったら調べものしに行ったのか」と言ったのだった。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年8月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 高校の同級生で、いわゆるFラン大学に行った人がいて、それも一浪して入った。

この「Fラン」とはAからEまでの5ランクに入らないという意味だから、Fの下は無く、6番目ではない。つまり入学試験は有って無いようなもの。ただでさえ田舎の新設の私立大だから人気がなく、そんなところを出ても就職は悪いどころか高卒より不利で、いつも定員割れしている。だから、願書を出して、いちおう入試を受ければ合格する。あとは金さえ払えば入学できる。定員割れしていても合格点をとっていないなら落とすということは、経営上の事情からしない。

 それなのに、なんで彼は浪人したのか。浪人しなくても入れるからFラン大なのに。これは浪人して予備校に通って受験勉強したけれど受けたところが落ちてばかりで仕方なくということではなかった。現役の高3の時はどこも受験せず、浪人して予備校に通ってFラン大しか受験しなかった。

 まず、いちおう受験予備校に通って大学に入った形だけとりたかった。そして、

いくらFラン大でも試験で名前と受験番号だけは書かないといけない。試験は全然できなくても受験生らしく試験会場に行って名前と受験番号を書くことが、彼はできなかった。それで、予備校に通って形だけでも受験生としてふるまうことを一年かけて学んだのだ。

 こうなってしまったのは、彼は高校在学中にバカになってしまったからだ。彼と中学でも同級生だった人によると、その当時から変ではあったが、本格的におかしくなってしまったのは高校の時だったそうだ。彼は高校在学中、勉強しないから赤点ギリギリで、なんとか卒業した。未成年飲酒と喫煙もしていたが、あと漫画ばかり読んでいた。特に高橋留美子のファンだから連載がある『少年サンデー』は必ず買っていた。あと『ムー』を愛読していた。これらの雑誌を買うため昼飯代を流用してしまい、いつも腹が減って朦朧としていた。そのうえタダだからと図書館で無料配布の『PHP』を読んでいた。

 これではバカになっても当然だろう。

 そして大学には6年通って単位がろくに取得できず、卒業を諦めて中途退学した。家業を継いだが、ちゃんと務まっているかは疑問。遠い親戚の女性とお見合いで結婚した。子供が産まれたら「あんなだったけれど、生殖機能だけは何とか残っていたか」と周囲から言われていた。

 
 
 
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