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​炬火 Die Fackel 

更新日:2021年6月23日

 自分が高校二年生の時、体育教師の先輩だという日本体育大学の助教授(当時は准教授という言葉は使われてなかった)が来校して講演したが、このさいオリンピックに出損なった話題が出た。

 これは、モスクワオリンピックを、米国の圧力で日本もボイコットに付き合わされたからだった。スポーツ界の反発は強く、体力や技量の絶頂期であるとか、年齢的に最後の機会だとか、そういう選手たちもいたから当然のことだが、しかし対米従属の日本政府は、補助金の削減で脅して従わせた。

 このトラウマが今もあるらしく、伝染病で困難であろうと何が何でも東京五輪を開催して欲しいと言っている人たちには、モスクワオリンピックに出損なった元選手たちがいる。

その、高校で講演した日体大の先生も、悔しかったらしい。


 ただ、この話題のさい、なにがボイコットの原因かということで、ずいぶんとデタラメなことを日体大のセンセイは言っていたのだ。

 あれは、当時のカーター大統領が、今の米国大統領たちとは違って平和主義だったけれど、その代わり武力を用いず非妥協的な態度をとる方針で、当時ソ連のアフガニスタン侵攻を批判しながら「平和の祭典を、戦争している国で開催するべきではない」と、モスクワオリンピックのボイコットを呼びかけたのだった。

 ところが、そもそもソ連がアフガニスタンに侵攻したのはイスラム勢力の伸長を警戒して傀儡政権を作るためで、あとからあの911事件が起きるとアメリカもアフガニスタンを攻撃していたので皮肉だが、なのに日体大のセンセイは「アフガニスタンの人たちは、発展途上国だから知的水準が低いので、ソ連が共産主義思想を説いても理解できなくて、それなら軍隊を送り込んで占領して勝手にしたらいいだろうと考えたのだ」と言った。

 まったく、ソ連を批判するというより、米国と日本を恨むというより、アフガニスタンを完全にバカにしているというべきトンデモ発言だった。


 しかし、この日体大のセンセイよりひどいのが、青山学院大学の三浦瑠麗センセイである。

 この人はTwitterで、米国が中国に圧力をかけるため北京オリンピックのボイコットを協議していることについて問題にするのはいいが「冷戦中も列強の対立の時代も、平和の祭典として連綿とつづいてきたオリンピックの歴史を覆そうとするとはね」と述べたので、何を勘違いしているのかと呆れられて話題だった。

 まずモスクワオリンピックのボイコットがあり、これに日本は付き合わされ、続けてソ連がロサンゼルスオリンピックをボイコットし返し、ただ中国やユーゴスラヴィアといったソ連と友達であったけど険悪になったり距離を置いていたりの国々は参加していた、という歴史事実がある。これを知らないセンセイがいるのだ。

 もちろん勘違いは誰にでもあるが、それにしても体育ではなく政治学の人としては、お粗末すぎる。

 
 
 

更新日:2021年6月24日

 竹中平蔵は、日本国民は月に七万円で生活して年金もなにも無しにしろと公言した。それもヘラヘラ笑いながら。これだと風呂なしアパートに住んで三食インスタントラーメンの生活であるから早死にする。

 この男は他にも、日本国民は貧しくなれという趣旨の発言を繰り返している。そして一部の富裕層だけが贅沢するということ。

 この考えを基に、菅総理は「自助」を説いて国民に窮乏生活を強いるつもりであるし、かつて小泉純一郎総理は慶応大学で授業を受けて強く影響されたそうで、だから金持ちが貧乏人から吸い上げる政策ばかりだったのだ。

 こんな竹中平蔵を政治に関わらせるなと怒る人たちがいて、もっともな怒りではあるが、竹中平蔵は加藤寛の後任者であるから、いなくなってもまた慶応大学から同じ教授が出てきて同じことを説くだろう。

 つまり、問題は竹中平蔵自体ではなく、そんな学者を常に輩出する慶応大学である。もともと、富める者ますます富み、貧しい者ますます貧する、という政策を研究する慶応大学経済学部であるから。

 今は葬式で話題の中曾根康弘もと総理大臣は、国鉄分割民営化や派遣法を推進し、竹中平蔵と小泉純一郎総理による不安定雇用と奴隷労働の政策を先駆けていたけれど、ここでは加藤寛が露払い役であった。

その前、中曾根防衛庁長官の時、慶応大学医学部出身の医師会長=武見太郎と組んで防衛医大を設立するなどしていた。だから防衛医大は官学なのに学長は慶応卒が据えられるのだ。

もともと慶応大学医学部は、医学の軍事利用に反対する学生を退学で脅し弾圧していた怖いところである。

このように、慶応大学は看板学部の経済学部と医学部どちらも伝統的にヤバいのだ。国民の命を守るためには、竹中平蔵を排除するだけでなく慶応大学を潰さないといけないのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年8月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 アマゾンと積水ハウスに不買運動が起きた。広告に三浦瑠麗を出したからだ。この人は権勢に媚びてデタラメ発言をしたり、それによって差別と偏見を煽ったり、だから。

 そして、いくら政権擁護とかウケ狙いとかの商売だとしても中身が酷すぎて「これでも学者か」と言っている人たちがいるけれど、それは学者を誤解している。

 もちろん、前に述べた通り、東大出といっても昔から最も不人気な農学部で、後から政治に転向したニワカ者であるし、もともと勤務先の青山学院大学は伝統的に、落合信彦ふうの面白可笑しいだけでデタラメな話を国際政治と称して語ってはマスコミに出るセンセイたちが盤踞しているところである。

 しかし、それ以前に、もともと大学に勤務していても学者ではないのだ。これを解っていない人たちがいる。

 この三浦瑠麗にしても、本職の功績によって有名になったのではなく、田母神俊雄と同じように学術的ではない論文で受賞したからマスコミに名前と顔を出すようになっただけ。

 そして、よく大学はマスコミ製の知名度がある人を教員に起用して宣伝に使うから、大学に勤めていても学者ではない。

 ところが一般的に誤解している人たちがいるだけでなく、大学に勤めているだけで学術的な実績など皆無なのに学者を自称している人たちがいる。この自称している人たちの方が誤解している人たちより問題だ。

 
 
 
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