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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年5月17日
  • 読了時間: 3分

 大ヒットした映画『ジョーズ』の場面。

 鮫に襲われた死者が出たので、警察署長は海岸に「遊泳禁止」の立て札を設定するが、市長に撤去させられてしまう。これから海水浴の季節で観光客がやって来る「書き入れ時」だから。そして打ち上げられた死骸は溺死体が船のスクリューで損壊したことにしてしまう。一度は鮫だと結論した検視官は「そうだな!」と市長に凄まれて仕方なく頷く。そしてさらに犠牲者が。


 これと同じように「狼が来た」も否定できる。

 やはり現実に死体があって、その状態から狼に襲われたことが明らかなのに、別の死因にしてしまうのだ。

 もともと、事件性を否定するために強引に死因を変えてしまうことがあった。交通事故や変死事件で、後になってから病死または自殺だったことにしてしまう。専門家が異を唱えても無視する。こういう事例は挙げていたら大変な数である。

 特にひどいのは警官による暴行や自衛隊車両の事故などで、在っても無い事にしてしまう。権力を持つ者にとっては実に簡単なことである。まして政治的弾圧では残酷さと隠蔽の悪質さ露骨さは言うまでもない。


 三枝玄太郎という元産経がいる。

 その戯言がSNSで非難されていた。

「今まで朝日及び左翼政党は何度、狼少年をやっただろう。古くは警察官職務執行法、安保、通信傍受法。「日本が暗黒社会になる」「居酒屋で政府の悪口を言っただけでしょっぴかれる」(特に福島瑞穂氏が言っていた) なった? なってないでしょ」


 なっているでしょう。けれどマスコミは報道しない。議員ですら怯えているくらいだから。

 そそもそも「朝日」とか「左翼政党」は一部の不真面目な政治的または狂信的な人たちのスラングであり、実質が伴っていないどころか実態は逆である。

 この「狼少年」という非難と「朝日新聞」は昔売れない推理作家の井沢元彦(山本七平の受け売りをしていると公言しているからイザヤ元彦か)が、「マンガ右翼」の小林よしのりと一緒にやっていた。外国からも「井沢元彦の無知とトリック」と指摘が出ていた。

 こういうのは狼の存在と被害を隠蔽しての非難だ。『ジョーズ』と同じ。こう指摘されて文句があったら裁判の傍聴に来ればいい。「暗黒裁判」やっているから、それを目の当たりにすれば少しは惚けることを恥じる気持ちが生じるかもしれない。



 あと現実を確認するのに簡単で良い方法がある。

 弁護士会や、「元検察官だから刑事は得意」と謳う法律事務所や、共産党が困っている人のためだから無料でという法律相談、などなど何でもいいから、とにかく弁護士に「警官から暴力を振るわれたので、追及するため法律相談したい」と頼んでみるといい。嘘だから後で困るかというと、そんなことは絶対にない。なぜなら弁護士の答えは必ず「刑事案件は得意ではない」「今抱えている事件が飽和状態」と嘘をつくか「立証が難しい」「国家権力を敵に回しても勝てない」と逃げるかで、とにかく相談を拒絶するから。

 これが現実だから、政治家を批判したことが「侮辱罪」だと迫害されても助けを求めることはできない。警察も承知しているので、政治家の手先になって法律も人権も無視して嫌がらせをしまくっている。

 もと産経の人も、嘘だと思ったらやってみればいい。もしも親身になってくれる弁護士がいたなら、ぜひ教えて欲しい。そうした案件を大量に持参するから。


 
 
 

更新日:2022年5月13日

 かつて芸能レポーター梨本勝がテレビで言っていた。

 「確証が無いけど大騒ぎするさい、見出しの末尾に『か』を付ける」と。断定はしていない言葉づかいで、そのことを示す部分の語は目立たなくする。そういう指摘だった。




 そうしてみると、欧米メディアによる「ロシア軍の暴虐」も、常に見出しの最後に「か」が付いている。

 この内容は明確な証拠が無いと米国の著名な軍事・外交のアナリストも指摘していた。ところが、これを日本の大手マスコミは受け売りして垂れ流す。だから真に受ける人たちも少なくない。しかも、それをジャーナリスト自称の人が「動かぬ証拠」と言うから、報道の劣化は昔の芸能以下になったわけだ。


 また、ロシアの戦勝記念祝典を報じた記事も「金太郎飴」だった。

 これにはさすがに欧米メディアの記者も呆れていた。手前でもNATO軍記者クラブ垂れ流し受け売りしているくせに、よく日本の大手マスコミを批判できたものではあるが、それにしても新聞も見出しがどこも同じという滑稽さには驚いたのだろう。

 しかし、問題は金太郎飴の見出しだけではない。


 見出しは、式典で演説したプーチン大統領は軍事作戦を「正当化」だった。

 ところが、どの新聞も一様に大見出しであるが、それら記事を読んでみたら違った。そのさい演説でプーチン大統領は、具体的に事情を説明していた。これは国民に理解を求めて、内外にアピールしたのだから「正当性を主張」である。

 つまり、主張したことに対して否定したいなら具体的に反論するものだが、それをしていないで誤魔化したという見出しにしているのだから、ロシアの大統領が演説で軍事作戦を正当化したのではなく、日本の新聞がずさんな記事を見出しで正当化したというべきだ。


 それにしても、最近のマスコミは言葉づかいからして不適切さが悪化の一途だ。

 これについて気を使っている方の最たるNHKと朝日新聞が駄目になっている。しかも細かい部分のことではなく、報道の根幹に関わることだ。


 
 
 

 「護憲派と共産党の支持者は重なる部分が多い」

 ここまでは事実だが「つまり護憲派は共産党が政権に就いている中国に日本が侵略されたらいいと考えて自衛隊に反対している反日勢力だ」は普通なら「飛躍しすぎ」どころかネトウヨ式の妄想である。


 しかしこれが「ロシア擁護と反ワクチンは重なる人が多い。つまり陰謀論者」なら賛同するというリベラル派がたくさん見受けられて滑稽だ。


 こんなこと解説するのでもないことだが、「護憲派」と「共産党支持」は、日本の歴史と事情からのことだ。

  護憲派は戦争反対なので、かつて軍国主義下に弾圧され闘って来た実績のある党を支持するものだ。他にも、天皇が独裁政治と弾圧に利用されたから、政治に関与しない象徴なら一応は良いと考えれば、共産党も弾圧された最たる当事者として同じスタンスであるから、など色々と理由がある。



  また、戦争と薬害で政府と報道を疑う人が重なるのも合理的な根拠がある。

 いくつもの大手の製薬会社は、人命軽視で薬品を売って、戦争にも便乗して大儲けすることで巨大化し、これにマスコミも金で絡み取られて手先になっている、という事実があるから。まったく当たり前のことだ。

 そして、ワクチン接種の効果も、ロシア一方的悪玉視も、最初の宣伝と違う事実が次々と明らかになっているのが現実だ。


 それが解らない「リベラル」とは何なのか。

 ただの浅はかであるか、それとも他に事情でもあるのだろうか。

 
 
 
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