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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年9月11日
  • 読了時間: 5分

更新日:2021年6月24日

 林真理子が、香港から来たアイドルのアグネス=チャンにケチをつけ、これが文春誌上に掲載されると「いいかげんにしてよ、アグネス」の見出しだった。

 これは、アグネス=チャンが仕事を続けながら子育てするやり方は迷惑だということだった。当時は女性が結婚しても出産しても仕事を続けるようになってきた時期で、芸能人それもアイドルだった人が実践して注目されていた。この象徴が松田聖子であった。

ちなみに、松田聖子が芸能人として初期のころにエッセイを出版してベストセラーとなっていたけれど、これはインタビューを基に本人が語っている形式に書いたもので、このゴーストライターをしたのが林真理子だった。今の少子化と働きながらの子育てについて、林真理子はアグネスを攻撃したことと絡んで、どう思っているのだろうか。

 ところで、今もう一人の香港のアグネス(周庭)が、マスメディアによってアイドルにされている。

これは、よく言われる通りブサイクなオッサンではウケないからということだろう。あの石平では見てくれが悪すぎるので、若い女の子のほうが好感を持たれるというわけだ。

そもそも彼女は、中国と対立する米国および追従する国々が広告塔として出してきた者だし、そもそも香港の「民主派」と客観性を欠く表現で肩入れ報道されている反体制活動からして米国の諜報機関の工作であるという指摘もある。それは別の問題として、これについて関心がない人でも、たかが一女学生を「民主の女神」と偶像崇拝させるマスコミに違和感を表明しているくらいだ。

 それくらい不自然であり、かつてミャンマーの反体制活動の代表だったのに「民主化運動の指導者」と客観性を欠いた報道をされていたアウンサンスーチーは、その後、化けの皮が剥がれたようになったが、これは米英の傀儡になりきらず中国との関係を重視したのでロヒンギャ問題を持ち出しての攻撃をされたのではないかと推察されているから、香港も事態の流れによっては似たようなこともあるだろう。

 なのに、知り合いのメディア論を専門とする元大学教授が、雑誌上で、安倍内閣を長続きさせた責任はマスメディアにあると批判しながら「香港では一党独裁の中国が市民を弾圧」と、いま手前で批判しているマスメディアを鵜吞みにしていた。

 この矛盾に気づかない人が多いから、自民党政権は安泰だったのだ。それに中国は十党制である。

 だいたい、「中国・北朝鮮と同じ」という枕詞を非難のさいに使う反自民やリベラルがいるけれど、政権が危機を煽ったりネトウヨがヘイトや悪ふざけしたりに対して、日本政府も同じだと言うなら皮肉になることもあるが、そうでなければ差別でしかないし、同じならまだしも事情は異なり、むしろ日本の方が悪いこともあるのだ。

 それに、香港の一般的な市民にも、中国の中央政府を支持している人たちがいるし、そうではなく、ただ騒動を迷惑がっているだけの人もいる。そして保守的な人とめんどくさがり屋は言うだろう。

 「いいかげんにしてよ、アグネス」

拙宅の近所に住む人に陰口を言われていたことを知ったのだが、この人はかなり高齢の男性で、娘と二人暮らし。この娘も結構な年配で、精神障害者だ。身を寄せあって、それなりに楽しそうな暮らしぶりだが、父親が亡くなったらどうするのか。

そんな感じだったけれど、悪口には呆れた。

ところが、この残暑の夜に、窓も玄関も開けた状態で、父親が娘に怒鳴っていたから、はっきり外にも聞こえた。「親に向かって何だ」と言いながら殴っている音もした。たまにある家庭内暴力だけど、娘の正常でない話し方は元々だが、父親も正常でなかった。いつもと違って、ただ感情的になっているのとは違い、認知症の症状だった。

 これなら、陰口を言われても信じる者はいないからと安堵したけれど、あの親子どうなってしまうのかと少し気になる。

 また、もっと離れた所に住んでいる知的障害者が、いつもコンビニ店で買い物するため近くを歩いて通るのだが、独り言が激しいので皆が「また来た」と言う。それだけで、問題はない。

 ところが、同じようにしている人が最近は増えて、それは急速に普及しているコードレスホンを使用し会話しているからだ。このため独り言の人が目立たなくなった。

 このことで思い出すのが、かつてオーディオ機器の会社に勤めていた当時のこと。扱っている商品にオーディオ用のアクセサリーでイヤホンとヘットフォンがあったのだが、次はどんなのを売ればいいかという話になり、それで高校の同級生だったオーディオ好きの男に言ったところ、しばらく後になってからグッドアイデアだとして「全くノイズが無いコードレスのヘットフォン」と言う。「絶対に売れるよ」と。当時の技術では不可能である。

それで、どうやったら、その技術は実現するのかと訊いたが、それは考えてない。ただ、あったらいいなというだけのこと。まだ無かったBluetoothのような技術の理論を提唱したり、すでにある技術を挙げたうえで応用すればできるという具体的な指摘をしたり、ならば意味があるけれど、ただあったらいいなでは『ドラえもん』の主題歌だ。そりゃ、作れば絶対売れる。

 これは、他人の仕事だからふざけているのではなく、いいかげんなことを真面目に言っているだけ。なんで、こんな発想が出るのか、まったく謎である。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年7月13日
  • 読了時間: 2分

 香港の反体制活動家について、日本のマスコミは「民主派」と呼んでいるが、香港でも他の中国でも立場が違う人たちからすると「植民地派」だから、報道では「反対派」と書くべきなのに、その基本原則を守っていない。

 また、香港の周庭(アグネス)のことも「民主活動家」と日本のマスコミは呼称しているが、そんな肩書は無い。「政治活動家」が客観的であり、せいぜい「反体制活動家」である。

 これは、ミャンマーのスーチーと同じで、「反体制活動家」とか「野党の代表」とすべきなのに「民主化運動の指導者」と主観的で特定の政治的な意味を持たせた呼び方を日本のマスコミはしていた。これは米英の傀儡の時だけ「民主」にするからだ。シリアは最たるものだが、過激派でさえ欧米から支援を受けていると「民主化勢力」と呼ぶ。

 その後、スーチーはロヒンギャ問題で正体を露呈したが、これは欧米の傀儡になりきらず経済のため中国との関係を重視したため欧米から報復されたという推測も出ている。

 この「香港の民主活動家」周庭は、発信する相手の国に合わせて言葉を変え、そのたびに相手国の体制に媚びまでするが、媚びる内容まで変幻自在である。だから、裏に複数人いて、彼女は自分意見を述べていない。よく指摘されるとおり顔の見てくれが良いので、そういう女の子を見つけて捕まえてきてダミーに立てているはずだ。

 そして周庭の日本語Twitterは、産経新聞の福島香織あたりがゴーストライターだと推察する人がいるけれど、過去の発言と酷似しているので、有り得ることだ。

 そして周庭は追い詰められて運動から離れると宣言し、欧米メディアは諸外国から見捨てられたからだと報じるが、正体が露見する前に逃げたのではないか。

 ちょうど、Facebookと同じである。差別を放置して人権擁護団体に非難され広告ボイコットが相次いでいるそうだが、もともとFacebookは、あのインチキな「アラブの春」を仕掛けた国際謀略機関であるから、その役目が終わったので、そろそろ店じまいが真相ではないか。先ずインチキな人権擁護団体が騒ぐという自作自演が、あの時と全く同じだから。

 どうであれ、いくらコントロールされていても、報道の基本原則を無視して恥じない日本のマスコミは破滅的である。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年7月2日
  • 読了時間: 2分

 70年代の後半から80年代の前半にかけて放送されて人気だったテレビの刑事ドラマ『G-メン75』に「香港ロケシリーズ」があって、一つの売りだった。国際的な犯罪を追って日本の刑事たちが香港に飛び、派手な格闘のアクションシーンが見せ場に加わる。

 ここで、国際都市としての香港は経済や観光では華やかだが、貧富の差が大きくて犯罪も多いことが、毎度のように描かれていた。実際に、観光に行く人は泥棒や強盗を一時的に注意するだけで後は楽しいけれど、そうでない色々な思いが地元の人たちはある。

 今、香港では新しい法律によって地元政府ではなく本土の中央政府が治安維持に乗り出し、すると早速に香港独立の旗を持っていた人が逮捕されている。中国からすると独立どころか植民地でいようと主張する旗であるから、政府に公然と反逆して治安を乱す行為と見做されるのだ。

 これについて各報道では、なによりまず、香港は返還から50年の1国2制度のつもりが20年経ったらすでに本土に飲み込まれてしまったせいだと指摘されている。経済力は中国の他の経済特別区に抜かれ、それ以外の経済でも、かつてと違い中国は諸外国に対して干渉を跳ね除けられるようになっている。

 なのに、香港を特別扱いする意味はなく、しかも例外を認めていたら、ウイグルなど他にも揉めごとがあるから、そうした地域に影響しかねない、ということだ。

もともと、中国としては阿片戦争の遺恨があったし、治安が悪くて貧富の差が大きかった香港だから、力関係が変化したおかげで潰せるようになった今、絶対に妥協しないだろう。

 
 
 
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