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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年3月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月23日

 ここで前に、バイデンは大統領になったら戦争するはずだと予想していたが、そのとおりになった。

 ただ、就任早々おっぱじめると予想した人は少ないだろう。


 もともとバイデンは軍事産業との関係が深く、しかも、分断された米国を一つにまとめると公約していて、米国は外敵を作って攻撃することでしかまとまることがない国だから、バイデンは公約を実行したと言うべきだ。

 これだからトランプ大統領も、人気取りのためにもっと戦争しておいた方が、不正選挙とか言って騒ぎ立てるより有効だったのだ。


 伝統的に、米国人は戦闘を愛する。演説するパットン将軍の言うとおり。


 ところで、不正選挙というのは開票と集計の問題とされていて、これはブッシュ大統領の時に騒ぎになったことだ。

 しかし、トランプ大統領の挑発に乗っている人たちの中には、やり方が適正であれば良いということではなく、選挙をすること自体が不正であると考えて騒いでいる人たちがいて、そんな人の方がむしろ多いのではないか。

 そもそも選挙とは、どんな政治が良いか選択するためにあるのではなく、選択させないためにあるものだ。つまり、誰が選ばれても同じ政治になるからやるのであって、選挙の結果によって政治が変わるなら最初からやらない。


 また、結果がどうであれ政治が変わらないからこそ政治をする以上、誰が当選しても同じ政策となるように、そうでない者には立候補させず、しても当選できないようにする。

 このため、供託金や宣伝費など金がかかる制度にしてしまい「民主主義のコスト」と言い包めるし、金と権力でマスメディアをコントロールして世論を誘導する。

 こうして、米国では誰が大統領になっても戦争するし、知事や議員たちも支持で、抵抗する者は圧倒的少数派になる。日本では自民党が贔屓され、腐敗があって批判が高まると「非自民」だけど自民亜流か更に右寄りの勢力に誘導する仕組みが出来ている。


 この罠にはめられて「みんなで投票しよう。政治は選挙で変えることができる」と呼びかける詐欺師または無邪気な人の口車に乗せられ、変わらない候補や党に投票させられる。

 そして変わらないから、多くの人が「投票しても無駄」と冷笑系に転向する。

 そうならないよう、選挙に幻想を持たず「トランプみたいなクソ野郎が大統領になったほうがチョットはマシだったりするのだから、どう転ぶが解らない」くらいで投票することだ。そうしておけば、少なくとも期待を裏切られて落胆することはない。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年3月5日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月23日


 ブン屋は女性をみんな美人ということにしておくから双子の小人も「小美人」だと、フランキー堺がふんする新聞記者が映画『モスラ』で言っていた。


 その延長線上に、テレビ朝日の丸川珠代アナウンサーが「美人アナウンサー」と言われていたことがある。それが政治家になってからも、自民党議員が国会で先日「アジアンビューティー」とか言ってオベンチャラしたから議場に苦笑が満ちた。

 だいたい、テレビに出る仕事なら、特に「女子アナ」は、タレントと同じようなものなので容姿について言おうと構わないが、職能が問題なのに容姿を言うと、それが誉め言葉であっても逆に侮辱したのも同然である。能力ではなく見てくれで取り立ててもらったという意味にもなってしまう。


 ただし、丸川珠代という人はテレビで顔を売ってから権力を志向した出世亡者だから、職能より容姿を褒められても嬉しがるほうであろうし、そうだろうと思われたから言われたことだけは確実だ。

 そうして利用してやろうとする勢力が女性を盛り立てると必ず美人を強調するものだ。


 先日のミャンマー軍事クーデターは、スーチー女史が米国の後ろ盾を失った証左だろうが、かつて彼女は米国のオルブライト長官から指示されて軍事政権と対立する反体制活動家を演じ、これを「民主化運動の指導者」と米国メディアが持ち上げ、日本のマスコミも追従していたが、このさい今より若かったスーチー女史を「美人」と持ち上げていた。そんなこと政治とは関係ないのに。

 とくに丸川珠代の古巣であるテレビ朝日はひどかった。『ニュースステーション』の久米宏など「美しい女性」と絶賛しており、あれでは報道ではなくイメージ宣伝だった。


 他にも世界各地について、クリミア情勢で制服姿が凛々しい美人検事ナタリア=ポクロンスカヤさんとか、米国の美人報道官ジェーン=サキ氏が橋下徹の下品発言を批判とか、そんなことが繰り返し報じられた。別にアンチ・プーチンや橋下が正しいということではなく、美人が出てくると背後に政権の意向があるということだ。

 これだから、香港のことでも、米中対立の中、北京中央政府に反対する勢力を「反対派」とすべきところで「民主派」と、論評の中ならともかく客観的であるはずの報道で評価的な表現を用いているだけで充分に如何わしいのだが、そのうえ見た感じ可愛らしい女子大生を表に立てているから胡散臭いのだ。


 ということで、とにかく政治や外交に「美人」が出てきたら要注意である。



 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2020年11月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月24日

 トランプ大統領は、自国中心主義や排外主義を標榜して支持されたから、これではいけないと言う米国人なら良識派だろうが、外国と世界中からすると事情は全然違ってくる。

 その自国中心主義・排外主義政策のおかげで米国はモンロー主義に逆戻りし、おかげで「世界の警察」を気どった内政干渉と軍事介入をしなくなったのだから、世界平和のためには有益だった。

 実際、トランプ大統領は戦争をしなかったことについてなら、他の大統領たちの偽善者ぶりに比べたら良かったと言える。

 また、戦争をしなかったことが選挙で不利になったのだろう。

 かつてカーター大統領は、トランプ大統領と違い本当に平和志向だったから再選できなかったが、戦争をしたけれど再選できなかった父ブッシュ大統領は、外遊中に日本で倒れるなど健康不安が決定的だったので、そのさい当選したクリントン大統領に、困ったことがあったらイラクを攻撃しなさいと助言し、実際にクリントン大統領はセクハラ疑惑で窮地の時にイラクを巡航ミサイルで攻撃した。

 次の息子ブッシュ大統領は嘘の口実でイラクを破壊して当地は今も悲惨な状態だが、再選できた。これを批判していたオバマ大統領だったが、就任したらリビアを攻撃して今も政権崩壊で内戦状態にするなどノーベル平和賞を見事に裏切った。

 これには戦争好きのヒラリークリントン国務長官の影響が大きかった。彼女は小池百合子と稲田朋美と片山さつきを足して十乗したような人だ。

 だから、自らのベトナム戦争体験を基に告発映画を作ってきたオリバーストーン監督などトランプを散々批判していた米国人も、ヒラリークリントンよりはマシだと言っていたのだ。

 もしも、トランプ大統領が戦争を仕掛けて外国の指導者を殺害したうえ一般市民を一万人くらい巻き添えで殺傷していたら、支持率は20パーセントくらい上がっていただろう。

 しかし、こういう問題を多くの日本人は考えられない。ネトウヨ的な人たちはトランプ大統領が右派だから良いと無邪気に考え、自分をリベラル派だと思い込んでいる人たちはトランプ大統領を解りやすい敵として非難することで単純に満足しているのだ。型にはまったパターン思考しかできない人が、いかに多いかということだ。

 
 
 
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