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​炬火 Die Fackel 

更新日:2022年3月20日

 鈴木宗男議員の発言が叩かれている。

 彼は、武力を用いることを原則的に不可という前提で、ただし外患誘致したウクライナにも責任があると発言した。

 すると、虐められた子供にも原因があると言う人と同じだと非難する人がいるけれど、これは子供の虐めとは違う。外交や安保など失敗の結果について大人それも為政者および政府を選んだ国民の責任を言っているのだから。これは鈴木議員および所属する維新が嫌いでも、それとこれとは話は別だ。それで自信があるのだろう、彼は発言を止めていない。


 あの田母神俊雄もと空幕長も指摘していた。

 これは前に紹介したとおり、外交において、100対0で片方が全面的に善で、もう片方が全面的に悪い、なんてことは現実的にあり得ない、と。

 ここでウクライナ政府はどう対応したのか。お笑い芸人が大統領になって何も知らなかったのかと言われて当然の結果ではないか。


 前からウクライナは歴史的に駄目な国だと指摘があった。

 いちおう、所得が低いとはいえ西欧文明の尺度では先進国として程度が高いことになっている国だが、例えば若い夫婦が産まれたばかりの赤ん坊に死なれて、医師の誤りが原因だと判ったけれど、裁判で責任を追及できる洗練された社会ではないからと、泣き寝入りするしかなかった、などの話が昔からあったことを、ここでも紹介していた。

 そして、お笑い芸人が大統領になって外患誘致して、この惨状ではないか。


 ナザレンコ-アンドリーを今では日本のマスコミが起用している。

 かつてイラクなどの戦争で米国を批判する者を攻撃したデーブ-スペクターやケント-ギルバートら在日アメリカ人は、もとから日本人を見下していると嫌われていたが、それを知りながらマスコミは「ガイジン」と有難がって登用してきた。

 そして今は、ウクライナ人のナザレンコ-アンドリーなのだ。彼はコロナウイルスのため困っている日本人を侮辱していたのに。これは自民党政権の無策が批判されている中でのことだ。彼は自民党右派議員と仲良くしていて、それで媚びてネトウヨのようなことをSNSで発信してきた。

 それにしても、これらの発信は、その当時から酷すぎると話題になっていた。彼は日本に来て大学に通うが金がないので特待生となり間接的に日本の国民が納めた税金を使っておきながら、日本人が納税者の権利として伝染病禍に対する公的救済を求めたら「乞食」と罵り嘲笑ったのだ。



 ウクライナにはナチスに協力した者がいた。

 この話も紹介した。ドイツ軍が攻撃してきたときに、ウクライナ兵は軍がナチス-ドイツに協力していて、隣のポーランドにある強制収容所に送られる囚人が監視されていた。

 そういうことから、ロシア人もユダヤ人も不信感を持っていた。その歴史的事情を、アンドリー-ナザレンコというウクライナ人は、権勢に媚びることにより日本で改めて証明しているのだ。

 こういうことを知らない日本人が多く、そこへマスコミがデタラメを垂れ流すのだ。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月8日
  • 読了時間: 2分

 セルビアの首都ベオグラードでロシア支持のデモに数千人集結との報道。

 ロシアの国旗とプーチン大統領の写真を掲げ、両国の国歌を合唱していた。

 もともとセルビアとロシアは友好国だし、またセルビアはNATO軍から酷い目に遭わされたことがある。





 あのとき日本では、サッカー試合中にストイコビッチ選手が「NATO STOP STRIKE」と抗議していた。彼はセルビア人である。「彼のような大選手が、よくJリーグに来たものだ。それも名古屋グランパスなんかに」と言われたのも世界情勢の影響だった。





 また、ウクライナがNATOに加盟するなんてとんでもないとロシアが怒るのに対して、NATOに攻撃されたことがあるセルビアで、あのときNATOを批判してくれたロシアを支持する市民がデモ行進というのも当然のことだろう。


 セルビア空爆でロシアはNATOを猛批判していた。

 当時はエリツィン大統領だったが、NATOを激しく批判していたし、日本では区別するため「ロシアの自民党」といわれる自由民主党のジリノフスキーら右翼民族派(本人は中道と)は義勇兵を派遣しようと騒いだ。

 そもそもNATOは、無関係な紛争に介入したうえ誤爆事件までやらかしていた。また、当時のユーゴスラヴィアが悪いことをしているというのも、戦争をしかける虚偽の宣伝であったことが、ヨーロッパのジャーナリストたちによって告発されていた。


 もちろん昔から同じスラブ人のよしみがある。

 セルビア戦争ではトルコと戦うセルビアを助けるためロシアは派兵し、その負傷兵を励ますコンサート用にチャイコフスキーは『スラブ行進曲』を作った。チャイコフスキーとしては珍しい民族主義的な曲で、最後は帝政ロシア国歌が引用されて高らかに鳴り響くのだ。

 スラブは奴隷のスレーブと同じ語源である。対してアングロサクソンのアングロは天使のエンジェルと同じ語源である。英国のあるブリテン島を「アングロ-インシュラム」すなわち天使の島というのは七十人訳聖書・旧聖書などにある古文書に載っている。こんな古くから西欧の優越感と、それに対する東欧の反発があり、根は深いのだ。




 

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年3月4日
  • 読了時間: 2分

 ウクライナがアメリカに誘惑されてロシアが激怒してベラルーシも同調したというだけだと表面的である。

 実は、昔から民族的なわだかまりがあってのことなのだろう。

 このたびロシアに協力しているベラルーシは、かつて白ロシアと名乗っていて、もともと親近感がある間柄だ。けれど、ウクライナのことはもともとロシアもベラルーシも異民族であるし、あまり好きじゃないのが歴史的にも正直なところで、そういうことは絶対に影響しているはずだ。



 地図を見ると、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、ポーランド、ドイツ、と並んでいる。

 けれど、ナチス・ドイツとみんな必死で戦ったが、捕まったユダヤ人や政治犯たちは、ポーランドの強制収容所に送られるさい、ドイツ兵と一緒にウクライナ兵も見張り役しやがったと言っていた。そういう背景もあって尾を引いているはずだ。


 また、チェルノブイリ原発があるウクライナだが、異民族の土地に厄介なものを押し付けた部分がある。

 今さら仏のマクロン政権は原発増設の方針だが、フランスは元々ドーデの『最後の授業』のように仏語か否かの少数派の土地を狙い原発を建設してきた。日本だって福島は「会津の賊軍」の土地だ。


 こうした次第なので、直接のきっかけはアメリカだが、戦争に発展しそうな土壌だった。

 昔から世界各地で、その土地柄をよく知ろうとせずアメリカがちょっかいを出しては悲惨なことになるという連続である。

 
 
 
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