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​炬火 Die Fackel 

 ウクライナ軍の奇襲攻撃でロシア軍が戦わず撤退したさい、これはウクライナ軍ではなくアメリカ軍だったからロシア軍はリスクが高い衝突を避けたのではないかと予想したら、それをロシアの政府広報が認めた。

 もともとウクライナではアメリカの指揮でNATO軍の攻撃が起きていた。それを抑えきれなくなったので、クリミア同様に独立を支援してロシアは軍事介入していた。


 これに対してアメリカおよびNATOは、独立した地域を勢力圏下に奪還するため、ロシアに占領された土地の解放として巻き返しに軍事介入を本格化した。

 これはもともと、ロシアの弱体化を意図してロシア周辺をアメリカの勢力圏にするという、アメリカによるロシア侵略であった。

 これに既視感があるのは、中東イスラム地域への侵略と同様だからだ。


 あの時のマスメディアが、いかに侵略者の広報でしかなかったか。

 それを拙書(ホームページ参照)で説いていたのだが、すっかりアメリカの占領政策によって洗脳されたことでは政治的左右問わない多くの日本人たちからは理解されなかった。

 前にも述べたとおり最後の部分は編集の段階で指摘されたことを付け加えたので説明不足であったが、その「世界情勢について誤った認識を求められる採用試験」という意味が伝わらなかった(一部では『解る人にはすぐ解るが、それ以外の人には解らない』と言われた)のだとしても、特に後半の部分では詳しく述べている。

 そこで引き合いに出したヨーロッパのジャーナリストたちが指摘する「リベラル派や左派が、アメリカの大手メディアを鵜吞みにしてばかりいて、その報道に少しの疑問すら持たない」という実態が、日本は欧米と同じかそれ以上にひどかったのだ。



 この問題で日本共産党は、やけに対米従属である。

 どこの大国にでも「ズバリもの言う党」であり、それが自民党とは違うと標榜しているけれど、実態は大違いで自民党と変わらない。ウクライナ情勢にしても同党機関紙は取材していて詳しく知っていることは現地で記者の様子を見たという人たちが証言している。

 しかし党内の一部に臆病者がいるからだろう。上記の拙書は、かつて兵庫県警の内部告発でベストセラーとなった出版社が版元あり、それとともに、拙書が反政府的・反米的であることで、兵庫県警は反感を剥き出して嫌がらせをしてきた。しかし共産党系の弁護士だけは「それが迫害の原因だなんて、ただのコジツケだと思うし~」と言い、警察のほうでハッキリ言っている事実をつきつけると慌てて「警察怖い、権力怖い、巻き込まないでよ~」である。これには別に左翼ではない弁護士も呆れていた。


 これを直接見ているので、共産党系弁護士だった山添拓議員が「ロシアのウクライナ侵略は許せません」と紋切り型で言っていたさい、これは内心では真実を知っているけれど本当のことを言うのを避けているのだろうと推測しているのだ。

 なにせ、前を歩いている人と一緒に線路を横切ったら踏切は無くて不注意だったと言う程度のことだけど、共産党の議員だから特に警察が監視していて書類送検された、なんてことがあったのだから、当たり前だろう。

 しかし臆病風に吹かれてよいことにはならない。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年9月13日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年9月13日

 「珍しいな、舌が一枚だけだ」

 「いつも嘘ついているのに増えねぇんだよ」

 これはアメリカ製ギャグアニメ『幽霊城のドボチョン一家』で、怪奇映画のマッドサイエンティストが喉の具合が悪いと言うドラキュラ伯爵を診察したさいの会話だ。もちろん二枚舌とは、その場その場で違うことを言い欺くことだから、嘘つくと舌が増えるのではない。それを逆に言うから可笑しい。



 このアニメは日本でも繰り返し放送されていたけれど、翻訳で嘘つきの「二枚舌」を逆さまにして笑わせているわけだが、原語では何と言っているのか不明で気になるところだ。


 日本の言い伝えだと、嘘をつくと地獄で鬼が舌を抜く。

 それなら安倍元首相は国会で118回も虚偽答弁したのだから、まるで舌が足りない。



 ところで、あの西園寺公一は、特権階級だったのにフランス留学でリベラリズムの強い影響を受けて「赤い貴公子」と呼ばれたが、フランス留学時代の師匠であるエミール-アコラスから日本に帰って政治に関与するべきだと言われて、結局は従ったものの最初は難色を示して言ったそうだ。

 「我が国で政治家になろうとすると、思っていることも言えず、言ったことを実行もできず、偽善を行い、時として嘘をつかなければならない。それが私にとっては苦痛だ」

 するとアコラスは言った。

 「ほう、貴国では政治家が時々嘘をつくだけで済むとは羨ましい。我が国では徹頭徹尾ウソをつき時々ですら本当のことを言わない」

 これはフランスが政治をウソによって成り立たせているということではなく、西園寺は育ちが良すぎると解釈されてきた。だから帰国してから大いに活躍したけれど、軍部の暴走などを抑えることができなかったのだ、と。


 しかし欧米が嘘ばかりであることは真実だろう。

 相次いで死去したゴルバチョフとエリザベスは年齢五歳差だったと改めて知った人は少なくないだろう。ゴルバチョフは冷戦を終わらせるさい欧米に騙されたと感じていて、実際それがウクライナ情勢などに反映している。

 イギリスは騙した側であり、その前からずっとエリザベスは「植民地主義の象徴」として自国の歴史で負の部分を代表する人物であると否定的に評価している人たちが国内にもいて騒いだことが話題になったが、しかし英国メディアは美化ばかりで、それに他の欧州も米国も追従している。

 この嘘に敗戦国の日本も追従である。


 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年9月12日
  • 読了時間: 2分

更新日:2022年9月14日

 エリザベス女王が地獄に墜ちたと言うと不謹慎だと思う人もいる。

 安倍元首相だって、死んださいに非難することは不謹慎と考える人がいるのと同じだ。その政策とカルト団体との癒着による売国的な側面から、それによる恨みを持つ元自衛官の狙撃が成功したのは神の思召しがあったからだと言う人たちがいるほどだから、死んだのは自業自得で、今頃は地獄で業火に焼かれたりしているはずだとまで言う人もいるけれど、いちおう人の死にさいしては節度も必要である。


 しかし、その節度はジェントルマンの国である大英帝国には無かった。

 かつて昭和天皇の死の直前に、いまエリザベス女王の訃報を厳粛に報じている英国メディアは「ヒロヒトを地獄が待っている」などと罵っていたのだ。戦争がらみの恨み節である。

しかも、これに抗議する日本の外務省を揶揄して、眼鏡かけた出っ歯の男が鎧潟まとい刀を振り回しているイラストを掲載していたのだ。



 英国メディアは、エリザベス女王の訃報が世界中で悲しみをもって報じられているとする。

 しかし、この世界中から除かないといけないのは、大英帝国の植民地支配に苦しんだ歴史をもつ国々である。逆に、エリザベス女王と一族の非人道的犯罪の数々について詳しく報じている。これを日本のメディアは無視し、天皇をコケにして日本人の容姿を差別した英国メディアに追従している。

 なるほど、これでは自国の政権与党が韓国の団体に操られていたことを深刻に受け止めて報道するなど無理というものだ。


 
 
 
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