「かの国」と図々しい国
- 井上靜

- 2022年6月14日
- 読了時間: 2分
ウクライナの大統領が焦っていたそうだ。
それはアメリカなどからの武器援助が前ほどではなくなったからで、それが無いとロシア軍にやられてしまうのだから当然だろう。アメリカとしては、嗾けておいて、武器の在庫処分が出来て、産業界もそれなりに儲かったから、もうそろそろいいだろうということで援助も鈍ってきたのではないか。もともとアメリカは、そういうことをしてきた。だから日本も要注意である。
そういえば『シン・ゴジラ』という奇妙な映画の劇中でも言われていた。
「かの国」は自衛隊が攻撃して駄目だったので軍事的支援をしたものの同じく駄目だったから、そこで東京を犠牲にしようという話を国連安保理で勝手に進めてしまう。

それにしても、変な映画である。対策の時間稼ぎに引き伸ばし工作を頼もうにも中露が米に同調してしまったので、日本の外交官と懇意の外交官がいるフランスに引き受けてもらう。これがうまくいって、日本の担当者はフランスの担当者に深々と首を垂れる。ハリウッド映画版のゴジラではフランスが悪者だったから、その埋め合わせだろうか。あの当時は核実験でフランスは非難されていて、その後もフランスの態度が変わらないけれど。
また、巨体で動き回るだけで建物が壊れて困っていたら手が生えるというロバートAハインラインの『宇宙怪獣ラモックス』と全く同じなのがゴジラになってしまう。なんだ、これは。
閑話休題ウクライナ大使がドイツに愚痴っていたそうだ。
ドイツは武器援助すると口では約束しておいて守らないからだ。またドイツは過去の例と同じで、気が進まないのにアメリカから同調圧力がかかったから仕方なくお付き合いということだったはずだ。
それにしても、ウクライナの大使は、もらう立場でありながら、くれる相手に不満を言っている。これで思い出したのが外人タレントとして知られるギニアの外交官オスマン-サンコンである。かつてギニアが他のアフリカ諸国と同じくフランスの植民地支配と闘っていたさいソビエトから支援を受けたが、そのとき武器援助でポンコツ戦車などをくれたと不満を彼は言っていた。
こういうことは国家間も個人間も同じだ。
義理もない相手の一方的な好意をあてにする者は、必ず不満を言うものだ。図々しいのだから当たり前である。



コメント