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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年12月24日
  • 読了時間: 2分

 各地の裁判所で判決文に同じ誤記があった。

 これは、趣旨は同じだが別々に起こされた訴訟でのこと。全く同じ判決文のうえ、誤変換らしい誤記まで同じだった。つまりコピペだったのではないかという疑惑である。

 その訴訟とは要するに、国の政策や行政の内容が、合法的に決められてはいても違憲の状態になっている、という趣旨だった。これに対して、政治的に決められていることに対して憲法違反であると文句を言っても駄目という判決である。


 これは本来、よほど高度な問題について政治的に判断された場合に言うことだ。

 ところが現実には、そんな程度の高い話であることは先ず無い。どうみても裁判官が職務放棄して逃げただけという程度のことである。実際この訴訟にしても、生活保護費の減額について、憲法で規定された最低限度の生活という水準を下回る結果になっているという訴えであるから、それが現実の生活とか物価とか具体的に見てどうなのかと判断できるはずだ。その程度のことでも判断から逃げる裁判官が、横並びで御手々繋いでというわけだ。



 テレビドラマで同じ誤字からカンニングがバレる話があった。

 例えば音楽の女性教師が笑って「古典主義」の「典」が「店」になっている答案が同じクラスに複数あったと言うなど、御粗末なカンニングだった。これと同じ水準の裁判官たちがいたのだろう。


 もともと「裁判官の独立」は絵に描いた餅であった。

 裁判官は独立して業務にあたるとされ、それを裁判官もよく法廷で嘯いているが、それにしては、上司の介入とか口出しとか横車を押すとか圧力とか、もう酷い実態であった。

 これについては、その意味で最低の悪徳判事だった貝阿彌誠がその後も弁護士として「なるほど」の地位と仕事であることを色々な人たちが告発しているし、自分も直接の体験談を述べたことがある。

 つまり、そもそも司法権の独立だけでなく裁判官の独立が無い無法地帯の日本社会なのだ。

 
 
 

 選挙と同時に最高裁判所判事の国民審査がある。

 これは、解らないから何も記入しないで投票箱に入れると信任したことになってしまう。このやり方に怒って全員に×を付ける人たちがいるけれど、ほんとうに全員を不信任だと考えるならそれで良いとしても、あまり現実的ではない。誰にとっても全員が駄目ということは殆ど有り得ないからだ。

 それに、解らないから信任も不信任もしないという場合は、投票用紙を渡されるさい棄権すると言って受け取らないことになっている。



 また、自分では解っているつもりの人たちも、危ないことを言っている。

 今回は、選挙で選択制夫婦別姓が争点の一つになっていることも影響してか、過日に最高裁であった夫婦同姓の強要は合憲か違憲かの意見によって、判事の信任か不信任を決めようと言う人たちがいる。つまり、自分の考えと合っていない最高裁判事を辞めさせようということだ。

 これだと、夫婦別姓に絶対反対の人たちが復古主義的・封建主義的な宗教団体を通じて組織的な投票をして、夫婦同姓の強要は憲法違反と言う判事を不信任で辞めさせることにもつながるし、他にも例えば死刑制度は違憲であるという意見の判事に対して、感情的な人や血に飢えている人やファシストが大勢で不信任をして辞めさせることにもなり、刑罰の集団リンチ化につながる。


 だから、主観的な正義による投票は政治では良くても司法では良くないのだ。

 では、他の判断材料はあるかというと、あっても一般的に不明なことばかりである。そもそも国民審査なんてものは無理なことで、そんなことは承知のうえで民主的な制度があると見せかける偽装・詐欺の制度なのだ。

 どうやっても誤った結果になるし、誰だって判断しようにも解らないし、解っていると思っている人たちは勘違いしているのだから、棄権しかありえないのだ。投票用紙は受け取らないことである。

 
 
 

 インターネット上のなりすまし被害に遭っているとSNSで話題にした。

 そのさい某サイトの管理者をしている人から、管理者のログとして残っているものを調べていたら「井上静」というアカウントが登録と投稿をしていたことがあって、これを確認したら「なりすまし」のようだから凍結したということがあったそうだ。


 これは悪質だが、しかし見れば変だと解ることでもある。

 だいたい、ハンドルネームなのに本名や戸籍名あるいは業務上の筆名を使用することは無い。また、小説やドラマの登場人物ではなく実在する人物なら、歴史上の人物は構わないが存命中の特定人を他人が名乗ってはいけないという規則が各サイトによくあるけれど、これは常識でも当然のことだと誰でも思うだろう。

 だから、アカウントで普通は匿名のハンドルネームであるところに実名が使用されていたら、そこの話題などが全く無関係であるなら架空の人物のつもりで作ったアカウントが偶然あった可能性もあるけれど、少しでも関係あるならば、ましてそれが複数の話題に渡っていたのであれば、悪意あるなりすましとしか考えられない。



 それで、なりすまし「井上静」を警察が捜査していた。

 かなり前からあったことなのに、警察が捜査をしていたのは最近のことだ。それも、こちらからは訴えたりしていないのに。しかも、さらに奇妙なことは、本物の井上静の仕業でないと判明したら、これ以上は捜査をせず打ち切ると通告してきた。なりすまし犯は誰か不明だから、違法行為と被害について追及できないと言うのだ。悪質なりすまし誰の仕業か。どうしても不明ならともかく、ちゃんと捜査したのか疑問であった。

 そこで地元の警察署に、なりすまし被害の届を出しに行ったのだが、これは他の警察署が中途半端にしたことだから、それが不当ではないかと思うならその上部に当たる警察庁や検察庁に申し立てるようになっているということで、被害届を受け取らない。それなら先ずは言われた通りにやってみることにした。


 これでどうなるか結果が出たら次の対応となる。

 近くの法律事務所に勤務する弁護士に訊いてみたのだが、どうしたらいいのかを知らなかった。地元の警察署にいる警察官は、法律の専門家ではないが、いつもの業務と関係することなので普通に知っていた。ところが弁護士が知らない。

 もちろん知らない弁護士がいてもおかしくはないが、得意ではないから他の弁護士に相談するように言えばいい。これは恥ずかしいことではない。なのに、泣き寝入りをすればいいと実にいい加減に言うのだった。知らないことを訊かれたのを意地悪な質問をされたと思ったらしい。まあ、こんな弁護士はザラにいる。

 この弁護士について誰か言っていた。この女性の弁護士は元々そういう人だ、と。この調子では、その通りかもしれない。

 
 
 
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