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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年7月16日
  • 読了時間: 1分

 東京簡易裁判所の裁判官が、当日になって裁判をすっぽかしてしまう事件があった。

 これは今年の三月のことで、口頭では体調不良が原因ということだが、周囲の状況からして、そういうには不自然すぎる。


 それで、調査するため記録の開示を請求した。

 ほんとうなら病欠の記録があるはずだ。東京簡易裁判所の管轄は東京地方裁判所なので、東京地方裁判所に「司法行政文書開示」を請求した。いわゆる情報公開は行政を記録した文書の開示だから司法ではない。つまり裁判の記録ではなく裁判所の運用などの記録である。


 そういうことで、東京地方裁判所に開示請求したのだ。

 ところが、この請求に対しては回答が三十日以内と規定されているけれど、三十日経過しても回答がなく、三十日では間に合わない場合という規定に則って、その旨を文書で連絡するということだった。

 そうだとしても不可解である。病欠があったか否かは出欠席の記録を調べれば簡単に判る。何年も前のことではなく今年のことだ。


 こうなると、回答に困っていると疑われる。

 つまり、ほんとうにズル休みだったから、これが明るみに出ると裁判所としては恥である。だから誤魔化すために引き伸ばしている、ということだろう。



 
 
 

 性風俗産業を差別しても合憲。

 東京地方裁判所が非常識な判決を、また仕出かした。コロナウイルス新型肺炎対策禍の対策として出る給付金を、性風俗産業には不支給としたことは、法の下の平等に反すると訴えられていた。

 ところが、なんと東京地方裁判所は、「性風俗産業の特徴は、大多数の国民の道徳意識に反するもので、異なる取り扱いをすることには合理的な根拠がある」と言ってのけた。



 これは性風俗産業が違法行為だからということではなく不道徳というもの。

 しかも不道徳とは主観的であると認めてのことだ。主観的だが多数派だという。これも無法だが、多数派だと誰が認識しているのかも疑問だ。本当にそう言い切れるのか。

 また、不道徳だとしても、そんなことに好き好んで従事する人はほとんどいない。事情があってのことであるのは常識だ。そうした不運で弱者となった人なら、むしろ優先して救済するべきだろう。

 つまり、道徳について誤った認識を裁判官が開陳したのだ。


 それ以前に「法は道徳に踏み込まず」の原則に違反している。

 自民党は不道徳だと大多数の国民が考えているから政党助成金を受け取れなくて良いのか。

 DV亭主が妻子に逃げられた後で病気になり困窮したら、自業自得だと思う人は圧倒的多数だろうが、なのに生活保護を申請するという人は実際によくいて「なんて図々しい奴だ」「勝手に野垂れ死にしろ」と言いたくなるのは普通だろうが、だから助けないで良いと法的には言えない。

 これゆえ「法は道徳に踏み込まず」なのだ。日本だけでなく世界の常識である。それなのに、仕方なく不道徳といわれることをしていて、むしろ同情すべきなのに、それを不道徳だから助けなくて良いと東京地方裁判所は宣うたのだ。冷酷なうえ無法である。


 どんな専門家でも、専門知識はあるが社会常識が欠如する人はいる。

 しかし、裁判官・検察官・弁護士には、社会常識が無い人が多いことはもちろん、専門分野まで御粗末な人が普通に居て、むしろ多数派ではないかと思うほど目立ち、それが騒ぎになりにくいのは裁判を経験した人が少ないからだろう。

 とにかく不道徳を法的な問題にしていいとしたら、なによりまず法曹界だ。

 
 
 

 逮捕はもちろん家宅捜索をされても大変な負担である。

 そこまではなくても「一寸、話を聴きたい」と警官に言われただけで凄い圧力である。こういう体験をした人たちによると、警察署で警官から暴力をふるわれた人もいるし、そうでなくても強面の警官たちに取り囲まれ威圧されたため、その時に恐怖を感じただけでなく、その後も体調が悪くなることが多い。


 例えば、片手や片足が思うように動かなくなったとか、片方の眼が見えなくなってしまったとか、不整脈で苦しむようになったとか、そうした重篤な場合もあるくらいだから、不眠症や悪夢と寝汗、円形脱毛症、歯が抜けてしまった、などはザラである。

 こうした症状はPTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)だと医師は指摘する。



 まったく権力による深刻で残酷な人権侵害である。

 そんな目に遭い、事実無根だと後で明らかになったけれど、注意すれば最初から間違いだと判ったはずなので、警察の責任を追及したいと弁護士に相談した人が、その被害として上記の悲惨な症状を訴えたところ、こう言われた。

 「それは、あなたの勝手だ」

 「あなたが勝手にPTSDになっただけで、PTSDになるのは勝手だけど、私には関係ない」

 と繰り返した。

 なんと非情で非常識な言葉だろうか。


 ただ、その女性弁護士は、こうも言った。

 「警察を追及するなんて、そんな相談に乗れない。わたし権力が恐い。巻き込まないで」

 ひどく情けない態度である。自分がそうでも、それならなおさら、怖い目に遭った人の訴えに侮辱的な態度をとるなんて、とんでもない。


 その弁護士が勤務しているのは共産党系の法律事務所だった。

 それで、同党の女性議員に訴えた。ひどすぎないかと。議員によると、その弁護士は普段は真面目な人で、困っている人の問題を解決したこともあるとのこと。ただ、刑事が苦手分野なのかは、専門や得意が何なのか知らないので不明だという。


 まったく関係がない法律事務所に勤務する男性の弁護士に訊いてみた。

 それは弁護士の「キャラ」だと断言した。そういうことをしてしまう性格ということだ。とうてい褒められたものではないが、誰にでも欠点はあり、弁護士ともあろうものがそれでいいのかと誰でも思うだろうが、現実としてそういう人もいて、他で真面目に仕事しているなら仕方ないと思うしかない。


 まあ、相談した人は「ハズレ」だったということか。

 あと、社民党員で地方議員も務めた経験がある人に、どう思うかと訊いてみたが、共産党の悪口になることは、選挙の取引とか駆け引きとかの点から避けたいということだった。ただ、普段はよく共産党への不満をぶちまけているのだから不可解である。なので、この人も警察が怖いのが本音ではないかと疑っている。

 
 
 
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