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​炬火 Die Fackel 

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月28日
  • 読了時間: 2分

 医療裁判をしていた当時のこと。

 医学の文献を大学医学部の図書館で調べ、複写するには訴訟のため弁護士か法律事務所の人なら可というので法律事務所名を申請書に記入した。

 その資料は訴訟で役に立ったのだが、申請書に法律事務所名を記入したことに弁護士は困った顔をした。大した影響ではないが、あまり名を出して欲しく無かったそうだ。

 



 同じころ、付き合いがあった出版社が松本零士にインタビューしたがっていた。

 しかし頼む手紙を出したけれど、やはり紹介が無いと駄目なようだった。その出版社の編集者は、この当時、松本零士が連載している雑誌を発行する出版社に知り合いがいるので、紹介を頼んでみたものの、他社の利益になることをするわけにはいかないということで断られた。

 それで、松本零士氏と最も仲良しの漫画家ちばてつや氏に紹介してもらえないかという話になった。


 先の弁護士は、ちばてつや氏と知り合いだった。

 著作権の問題で相談を受けていたからだった。そこで弁護士から紹介してもらえないかと頼んでみたが、弁護士として職業倫理にかかわるから駄目ということだった。

 これは解かり易いが、図書館の申請書に法律事務所名で難色というのは不明確である。


 どうも弁護士が訳の解らないことを気にすることは他にもある。

 そのさい説明をちゃんとしないとか、しても奇妙とか不可解とかの方が多いくらいだ。これだから、伊藤詩織氏の記録映画に弁護士が難癖をつけ、その訳に世間一般から疑問がたくさん出ているのだろう。

 これは、ちゃんとした訳があるけれど弁護士が説明下手である場合と、ちゃんとした訳などないのに弁護士が漠然と心配している場合とがある。

 それではいけない、という弁護士も、もちろんいる。

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月21日
  • 読了時間: 2分

 どんな分野でも雑学をひけらかして優越感を覚えたがる人がいるものだ。

 それには法律オタクもいて、得意になって説くものの司法の現実を無視しているのだが、そこでいくら説明されても理解できない。このような法律オタクには大学の法学部で教えている人もいるが、インターネット上にも盤踞している。

 そして、どちらも法廷に当時者として立った経験がない。



 だから法律オタクは非現実的な話をする。

 そして、これは前に実際いた人だが、相手を無知だと言ってバカにしたくて「そんな知識では法廷で裁判官に鼻で笑われるよ」と言った。まるで司法の現実を知らない人の言うことだ。

 だいたい、法的な知識が御粗末だからと裁判官が鼻で笑うことはない。逆なら、よくある。


 法的知識が御粗末なのは法曹関係者に共通している。

 専門バカといわれるように、専門知識は豊富でも一般常識が無いというなら、医師をはじめ色々な専門家にあることだが、裁判官・検察官・弁護士は一般常識が御粗末なのはもちろん肝心の専門である法律の知識が御粗末である。一時的な暗記をしただけで、資格を得たら勉強しないからだ。これに比べると医師は免許を取得してからも勉強している。

 だから法律知識が御粗末な人を鼻で笑うことが裁判官にはできない。


 逆に法律知識が豊富で立派な人を鼻で笑う。

 どんなに程度・水準が高度で、それに裏付けられた見事な主張をしても、それを無視したり強引に否定したりする権力をもっていると驕り、優越感とともに、座っている席から見下しながら、まさに上から目線で鼻で笑うのだ。

 これは人間の心理からして当然の劣情である。日本の、相変わらず御上が威張っている仕組みが、そうさせている。

 これが法律オタクには解らないのだ。  

 
 
 
  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2025年3月19日
  • 読了時間: 2分

 辺野古の埋め立て工事に抗議するカヌーの一つが、四年前、海保のゴムボートにぶつけられた。

 これが原因で、乗っていた男性が全治一か月の負傷をしたという国家賠償請求訴訟が起こされていた。この判決が今月の11日にあった。

 那覇地裁の片瀬亨裁判長は、国側の抗弁を全面的に認め、男性の訴えを棄却した。


 この海保の行為は「軽い接触」という判決であった。

 そのうえで、負傷との因果関係が認められないと言のだから、不可解であり杜撰な判決である。また、国の代理人の弁護士は無表情でロボットみたいだと言われていた。

 もちろん、国の責任を裁判で認めさせるのは至難の業である。もともと裁判はスポーツの八百長より悪質だが、それでも勝とうとして挑むのだから。

 



 もともと海保の「海猿」の暴力体質は昔から有名である。

 これは話として聞いていたが、実際に行って直に見たら、聞いていた以上だった。そんな国営暴力団を美化する漫画および映画化は、ネトウヨから支持されていた。つまり権勢に媚びて弱い物が好きな人たちに愛好されているということだ。

 あとは『島耕作』の「反対している人は報酬をもらっている」というデマ工作が問題になったように、最近の漫画家たちは権勢に媚びて弱い物が好きな人たちに向けて描いており、そういう漫画家は自らもネトウヨ体質であるから、権力の側についていれば嘘ついても大丈夫ということで平気でいるのだ。

 実際に、権力に擦り寄る裁判官がいるのだから心強いはずだ。


 つまり、みんな解っていてやっている確信犯なのだ。

 そんな連中が大きな態度でいられる社会を放置しておいては駄目だ。だから地道な努力の一つとして訴訟する人もいる。

 しょうもない漫画ばかりだから漫画雑誌の発行部数は減っているなど、明るい判断材料はある。

 
 
 
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