維新の大阪は批判してNATOのフィンランドは讃える鈍感
- 井上靜

- 2022年5月15日
- 読了時間: 2分
ウクライナ情勢でもそうだが、もともと戦争が始まってからの報道は作為的であるのが当たり前だから、その部分に対して違和感を覚えるもので、これは外交史や国際問題に元から興味を持ってきた人なら当たり前のことだ。
ところが、興味を持たないできた俄な関心だけの人たちは無感覚でいるから、報道されていることに対して、有り得ないだろうとか、操作されているはずだとか、気が付いたり疑ったりできない。それだから、そこに便乗する芸能人が、人気商売ゆえマスメディアを意識しながら恰好つけていることにも、気付くことができない。

そんな人たちは、まさにイノセントであるから、マスコミが騒いで讃えると真に受ける。
今その最たるのは、フィンランドの政府は首相らが若い女性であるというだけで何か凄いことのように思い込むことだ。
あれは北欧の一部が、福祉国家をやめて新自由主義になり、中立国をやめてNATO加盟する、そのためのイメージ宣伝にすぎない。何十年も前からの動きがあり、その時期が到来したのだ。

いくら、自民党の田舎臭い老人たちを見て辟易していても、だ。
その代わりにと「イケメン吉村知事」とかマスメディアが騒いでいれば怪しいと思うものだが、思えない人がそれ相当にいる。
それだからこそ、やっていることなのだが、そういうことを普段は批判している人たちが、外国のことになると、同じメディアが同じ大企業の紐付きでやっていることなのに、なぜか真に受けてしまうのだから、おそらく先に指摘したように、しょせんは俄な関心の人、ということなのだろう。



こんにちは。新聞を見ていると、”第2次大戦でソ連に侵略され撃退したフィンランド”というあたかも連合国で戦勝国の一つで戦後中立化したのも自ら選んだかの調子で紹介されています。しかし、実際にはフィンランドはドイツと組んで大正義な連合国のソ連を侵略し無残に敗北した絶対悪の枢軸国※、国連指定の「敵国条項対象国」でソ連寄りの中立化とかつての軍備制限は敗戦で主権を喪ったフィンランドのへの講和条件だったわけで。ロシアに敵国条項発動で先制攻撃を喰っても合法なのだけど(憲章上、フィンランドへの助太刀は違法)。
米欧ら白人国と名誉白人国の大好きな「戦後国際秩序」とやらから言えば、フィンランドのNATO入りはあり得ない話でしょう。
報道が余りにも党派性(白人国は絶対正義)が強くて気が狂いそうです
※フィンランドの対ソ国境がソ連第二の都市レニングラードの郊外にあったのでスターリンは、第1次大戦後の列強による激しい干渉戦争の記憶からか、フィンランドを通って米欧が攻めてくると予期し領土の割譲を要求した。フィンランドではマンネルハイム将軍が”理不尽だが勝ち目はないので丸呑みして帰ってくるのが得策”と忠告したのに、政権は対ソ交渉で値切ったところスターリンは激怒し要求を吊り上げてきたため、政権はメンツを取って「よろしい、戦争だ!」。こうしてソ連との「冬戦争」が始まった。フィンランドは寡兵、善く戦ったものの衆寡敵せずで時間と金と人命と資産と領土を喪って降伏した。この戦いではスェーデンが義勇兵を送った以外、欧米は兵器は売ったが中立であった。ドイツが対ソ戦を始め、スターリンが予期した通りドイツ軍はフィンランドからもソ連に攻め込んだ。ここでフィンランドは無垢な犠牲者ぶらずに「失地回復のチャンス!千載一遇!」とドイツと同盟してソ連に攻め込んでしまい「継続戦争」を起こし、絶対正義の連合国に仇なす絶対悪の枢軸国に回ってしまった。これまた善戦空しく敗北、降伏。講和条件が「二度と悪いことはしません」というソ連寄りの中立化とミサイル禁止などの厳しい軍備制限であった。兵器もソ連やスェーデンから買っていた。もっとも、ソ連崩壊後、こうした制限はなぜかなくなったようで現状は「NATOに明文で加盟していないだけ」になっている。