粗末な給食で権力者に唯々諾々
- 井上靜

- 2023年11月25日
- 読了時間: 3分
このところ、貧相な給食が話題である。
日本は本当に貧しくなってしまった。日本人の体格が悪くなって背も低くなっている。そういう根拠として語られている。
これらの給食には地域による事情があるから、どんな内容であるかは、地域それぞれだろう。
ただ、そんなものを食べている横で、政府は軍拡と増税ばかり。だから批判される。

これで思い出すのが高校の当時のことだ。
前に触れた同じ組の人のことだ。親が原因で拒食症に近い偏食になり、無理して食べるから食し方が実に醜い。一緒に昼飯が嫌だった。発育障害で、体格は悪いし、高校に入りはしたが、勉強に付いて行けず留年していた。
そして彼は自分が偏食だから、きちんとした食事を摂りたいなんて思うのは可笑しいと言う。
いつの時代だって政府の増税と軍拡はあった。
それを批判する教師がいた。すると彼は言う。「アメリカのご機嫌とらないと危ないでしょう。平和なんて、ぶん殴られそうになって黙っていることだから可笑しいでしょう。軍備がたくさんでないと外国に舐められちゃう。侵略されて奴隷にされる」などなど、権力者の言いなり奴隷根性だから、タカ派という水準にもなっておらず、頭の中が小学生の発想と言葉づかい。
そして「ねえ、ねえ、」と同意を求め、卑屈で幼稚だから口調が「にい、にい、」となり気持ち悪い。違うよと言っても「ぼくは政治に関心がないの。無いものは無いの」と拒絶する。だったら口をきかなければいいのに。
もちろん、栄養が不良だと脳の活動も悪くなる。その留年生が、まさにそれだった。それだけでなく、こちらが普通に食事しようとすると妨害する。食べられるのは異常なことだと思い込んでいるからだ。これでは、増税と軍拡ばかりで教育や食事にも事欠く庶民がいるという現実など、彼にとっては想像を絶することだ。
ところが、担当教師が出来損ない留年生の世話をしろと言う。
彼は友達がいない気の毒な人だからと言うが、明らかに嘘である。彼には友達が何人もいた。出来損ない留年生に足をひっぱられて、こちらの成績にも悪影響だから困るし、気が合わないし趣味も合わない。それを3年間同じ組にされてしまった。
これは大打撃だったが、教師は悪意だったことが後で判明した。もちろん出来損ない留年生の世話を押し付けることも目的の一つだったが、こちらを潰しにかかっていたのだ。これを担当の学年が違う教師から知らされた。
担任教師だけではなく他の複数の教師が潰しにかかっていた。
出来損ない留年生の発育不良による唯々諾々を、従順で素晴らしいのだから同じになれと言う。それが嫌なのは当たり前で、皆が皆それでは、むしろ世の中のためにならないとは思っている。しかし、この学校では困る。
最近、修学旅行で万博に行かせようとする奴らの話が批判されている。これとおなじように、高校の修学旅行は国策で出来た新幹線に乗りましょうと旅行業者が奨め、これに教師が従った。同じ地区の公立校は広島へ行ったのに。それで修学旅行をボイコットした。これに怒る教師と理解する教師がいた。病気で行けなかったと思って土産を買って来た同級生には悪いことしたが。
このようなことがあって、怒るなら退学すると言ったら、怒っている教師たちは歓迎したけれど、親が同意しなかった。それで迫害が始まったのだ。そして出来損ない留年生の世話をさせることで潰すという一石二鳥を目論んだのだ。
とにかく、ちゃんとした食事をさせないとバカになって権力者に対し従順となり唯々諾々ということだから、粗末な給食もその悪計の一つだろう。



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