米兵の犯罪と日本の司法さらに自衛隊の後進性
- 井上靜

- 4月30日
- 読了時間: 2分
米兵が女性に暴行した事件について。
沖縄県警は容疑者の身柄引き渡しを求めない。日本の主体性喪失が懸念されている。そもそも、どうして米国は兵士の犯罪があるたびに、日本に対して態度が傲慢なのか。
この訳は二つある。
一つは、日本が米国の従属国であるから。
米国は、宗主国として、自国の市民を渡さないのが当たり前である。
一つは、日本の司法が中世以下の水準だから。犯罪者であっても基本的人権は尊重するのが当然の近代国家としては、野蛮国の司法に自国民を委ねるなんて、とんでもないことだから。

これだから米国基地問題も解決しない。
日本国内で米軍の横暴に国民が怒っても、その国民が傀儡政府を改めないのだから。ただし、米軍に怒っている人なら、だいたいは日本政府の対応に対しても怒っている。
しかし米国に隷属する日本政府を支持している人たちは、とにかく隷属が正しいと思っているので、米国に隷属する日本政府に隷属する。この点は前に指摘したとおり。
米国に怒って日本の主権回復と独立を求める人もいる。
しかし、それに賛同しない人が多い。もちろん隷属するのを良しとする人もいるが、そうは思っていない人でも、米軍の方が日本軍よりはマシだと思っているから自衛隊に不信感がある。今の自衛隊にも悪いところはいくらでも指摘できるけれど、これがもしも米国支配から脱したとしても、自衛隊が再び日本軍となれば今よりもっと横暴になること確実だ。司法が中世以下であるということは、同じ日本にある公的機関の自衛隊だって同水準である。
同じ国で、ある部分は良くて、他のある部分だけ悪い、ということはない。
その国のどこで何があっても、その国にある原因の何らかの反映なのだから、当たり前である。
つまり、日本で犯罪を起こした兵士を米国が日本に引き渡さないのも、そんな米軍ではなく自衛隊に頑張ってもらおうということにならないのも、日本の国の水準が中世以下の野蛮だから、という同じ原因なのだ。
それで、当blogの主催者は、ホームページにあるとおり、基地問題で沖縄に行き、それと同時に霞が関で司法問題を追及しているのだ。



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