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物を作るより運ぶ方が儲かる

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年2月20日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年6月23日

 年度末となって税金に関わる書類が送付され、こんなに取られて「自助」と言われるのだから怒りがこみ上げて来たけれど、この感覚が普通だと思ったら実はそうでもないようで、江戸時代の農民と同じ日本人が少なくないらしい。

 ところで、拙書を発行している出版社によると、拙書のネット注文は大体がAmazonだそうで、やはり影響力があるということだ。出版社としては社のサイトから直販にしてもらったほうが有難いので、こちらのホームページにも出版社の注文フォームへリンクさせているのだが。

 この、出版社と書店または客との中間に入る業者が取る手数料は、結構な割合なのだ。


 かつて、劇作家・放送作家・小説家の井上ひさし氏が月刊誌『文芸春秋』書いていた。戦時中、彼の母親は生活のため闇物資の販売に関与し、子供を養うためだから仕方なかったものの、これがかなり儲かっていたので、息子として少々後ろめたい気持ちを言うと、母親は居直って言ったそうだ。

 「無力な政府に代わって米などの物資を運んでいるだけだ。結果として儲かっているけれど、紀伊国屋文左衛門も三井や三菱も物や金を動かして大きくなったのだ。文句があるなら、物を作るより、物や金を動かす方が儲かる世の中の仕組みに言いなさい」

 「まあ、これは当たっている」と井上ひさし氏は書いていた。


 どんな飲食店からでも配達するというカードが郵便受けに入っているのを見たことが無い人はまずいないだろう。そこのオカモチみたいなものを背負っている人が乗る自転車が走るのも、見たことが無い人はまずいないだろう。

 これを思いついた人は大したもんだと感心してしまうグッドアイデアだ。




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