渡辺輝人弁護士の差別発言
- 井上靜

- 2022年7月25日
- 読了時間: 3分
更新日:2022年7月25日
ナベテルこと渡辺輝人弁護士が職業差別発言した。
これはTwitterでのこと。選挙にからみ、同じ東京の選挙区から出ていた候補者の一人をこき下ろし、一人を持ち上げたのだが、自民党の生稲晃子は元アイドルグループのタレントで無能だが、共産党の山添拓は弁護士で優秀だと述べたのだった。
これに非難が起きると渡辺弁護士は反論した。
現に生稲晃子は、タレントを利用して話題にしただけの候補者であり、能力も実際に問題であるという。たしかに、生稲晃子が政治のことをサッパリ解らず政策を全く持っていないことは周知の事実である。そういう意味で、タレントで無能と指摘しても差別ではない。
しかし、一方で山添拓について、現職議員として国会の質問で活躍が評価されているから有能だと言うだけならともかく弁護士であると述べて、これを芸人と比較したから差別的であると非難されたのだった。

それでも、弁護士だから有能だと少しでも言い得るなら、まだしもである。
現実として、芸人が選挙に出ると人気取りばかりであることは異論がないだろうが、では弁護士は大丈夫かというと、そうではない。弁護士といえば知的であると思いこんでいる人がたまにいるけれど、そんなのは錯覚である。
これは法曹界の実態を少しでも知っている者たちにとっては昔から常識だ。弁護士なんて空虚なエリート意識を持っていて中身が乏しく、人格的に難がある人は世間一般より多いと言っている人は、自身が弁護士である人にも少なくない。これも昔から今まで変わらない。
そして政治に進出した弁護士の現実を見れば、どうか。
橋下徹弁護士や稲田朋美弁護士など、弁護士としての仕事から既に顰蹙を買っていて、さらに目立つためなりふり構わずで、悪名も無名には勝ると当選して政治家になると、政治家としての仕事でも相変わらずの不見識や御粗末であることは言うまでもない。
また最近では八木とかいう弁護士がテレビでデタラメ発言ばかりして話題である。
彼は、政治的にも法的にも、根拠が無い思い込みや憶測を電波で撒き散らし多大な迷惑をかけている。それを「弁護士なのに」と非難する人や、そんな人を出し続けている放送局を「他に弁護士はいくらでもいるのに」と問題にする人を見かけるけれど、そうではなく弁護士なんてこんな人が多くて、他の弁護士なら大丈夫かというと、全然そうではないのだ。
他でもない渡辺輝人弁護士も、そういう批判を受けて来た。
これは一部の人たちに政治的対立から言われただけかと思ったら、違うのだ。そのことを、実際に差別的な発言をして見せることで、彼は証明したわけだ。



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