時代遅れの万国博覧会は赤字で修学旅行に強要
- 井上靜

- 2月21日
- 読了時間: 2分
時代遅れの万国博覧会は赤字が確実らしい。
それで修学旅行に組み込んで強要することが非難されている。こうした失敗の誤魔化しのため利用されるだけでなく、もともと修学旅行が国策に迎合するものとなることが昔からあった。

かつて自分の通っていた高校の修学旅行も、それだった。万博に限らず、批判の中で強硬した結果が赤字というものはたくさんある。それなら学校行事に組み込んで行ってやり協力しようということ。そんな協力なんてくだらないからボイコットした。学校側に対しては、ボイコットが気に入らないなら退学処分にして欲しいと言った。そこまではできなかったらしい。退学処分にしてくれたらありがたかったのに。
そうした明確な意図でボイコットしたのは一人だけだった。
このとき、担任の教師から脅された。単位をやらないと言って。修学旅行の内容に抗議してボイコットすると言ったら単位をやらないと脅すことを滑稽だと気づかないのは、この教師の頭の悪さだが、やることが卑劣であることについては確信犯であった。だから他にも悪辣なことを生徒に行っていたが、それを人が好いように表向き見せかけながらやるのでタチが悪かった。
これに対して、他の教師たちの中には理解する人もいた。
教師の立場から公然と支持はできない。
けれどボイコットに共感できると言う教師もいたし、ただ心情を理解する教師もいた。それらとも違い、何か思うことあっての行動に他人がとやかく言うのは、それが学校に関わることであっても教師が口出しするべきでなく、まして脅すなんてとんでもない、と言う教師もいた。
これが頭悪すぎる担任の教師には解らない。この人は、自分の頭で解らないことを生徒が言うと混乱してしまう。そんな人に、教師だから、それ以前に大人だから、説明すれば解かると思ってしまったのが間違いだった。
頭悪すぎは両親も同じだった。
実に蒙昧だから、高校生の息子の言うことがサッパリ解らなかった。また、担任教師の立場とか言っていたけれど、それは違うと他の教師たちですら言っていたのに、それも解らない。
こういうことがあって、次の学年の担任教師は、まず生徒の意思を尊重して、また両親は話にならないと知っていたので、保護者との面談も卒業後の進路についての三者面談も「しなくていいな」と言ってくれたので「それはありがたい」と答えた。
こういうことがあったから、万博で各学校の各教師は何を思うかと考えてしまう。



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