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  • 執筆者の写真井上靜

文科省の話が本当なら国歌を作り直すべき

更新日:3月23日

 「『君が代』歌いたくない」

 京都の親子が文科省へ「強制やめて」と申し入れたそうだ。

 今は亡き右翼民族派の鈴木邦男氏は、「君が代」強制は子供を左翼にするつもりではないかと、本気とも皮肉ともとれる言い方で指摘していた。彼が右翼になったことに影響したのは、通っていた高校がミッション系だったため讃美歌を強制されたことだったそうだ。

 ただでさえ反抗期の年齢なのに、そんなことをしたら反発して当たり前だと指摘していた。



 漫画のアシスタントで食っているというネトウヨが醜い話をした。

 この報道に対してSNSで、その佐藤というらしいが、こう記述した。

 「どんな国のであろうと、式典や国際試合などで国歌斉唱の際は起立するのが国際的な儀礼なんだよね。それがロシアや北朝鮮や中国の国歌だったとしても。『私は国際的な儀礼も知らない、蛮族の如き野卑な人間でございます!』と声高にアピールしなくてもいいのに。」

 では、挙げているロシアは、国歌の歌詞を何度か変えているが、かつては歌詞の中にスターリンを讃える部分があった。中国ではチベットで政権に反対して独立を求める人たちがいる。拉致被害者の家族などが北朝鮮の国歌で起立したいだろうか。それゆえ拒否したら「蛮族の如き野卑な人間」ということになる。

 また少し前にスコットランドの分離独立が投票でなんとか否決はされたが、もともと英語も話してなかったのに文化を奪われた歴史から自由を求めて分離したいという人たちは、イギリスの王を讃える国歌など拒否しているから、スポーツの国際試合でも堂々と拒否する選手がいる。また、女好きのセックス狂いが結婚しても相変わらずだから堪りかねたダイアナさんは離婚したけど、そんな男が国王なんて駄目だという多くの市民たちが、そもそも王政なんて封建的だから廃止するべきだと主張していた。

 そしてアメリカでは、警察による人種差別に抗議し、そんな国の国歌なら歌わないし起立もしないというアメリカンフットボールの選手がいて、これに対して軍人たちから、彼の意見に賛成ではないけれど、その意見を表明できる自由のある国を守るのが自分の仕事だから、自分は抗議行動への非難はしない、と表明されていたし、大手スポーツ用品のナイキは、勇気ある選手として同選手をイメージキャラクターにした。

 しかし上記の漫画アシスタントには理解できない。さらに加えて、権力に媚びて弱いもの虐めして優越感を味わっている。そんな奴こそ野卑な人間である。こういう野卑な人間は、マスコミその他でも大勢みうけられる。


 鈴木邦男氏は、国歌を作り直すより反対する自由を尊重するべきと主張した。

 しかし報道によると、申し入れに応対した文科省初等中等教育局教育課程課の土橋廉・企画調査係長は「文科省としては国旗国歌法制定時から内心には立ち入らないが、他方日本人として国旗国歌を尊重する態度が外国の国旗国歌を尊重する態度につながることから、その指導は必要であるという立場です」と答えたとのこと。

 そういうことであれば、新しく国歌を作って制定するべきである。一部の勢力にとって拘りが強いとか好都合とかの国歌だから拒否する人たちがいるのに、そこで問題になると別の話にすりかえて正当化する見え透いた詐欺をするのは卑劣だ。

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