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  • 執筆者の写真井上靜

小説と脚本の手間

 「貧乏が生んだ知恵」

 あの円谷英二は、特殊撮影(特撮)とは、それがそもそもだったと言っていた。そして今度アカデミー賞の特殊視覚効果の部門で、ゴジラの新作が日本映画として初めて受賞し、それもハリウッド映画に比して低予算で仕上げていたことも称賛されたが、そうなると元々ケチな日本の映画界では、工夫すれば良いと増々ケチにならないかと危惧もされた。


 そのうち、何でもCGで表現できるようになるかもしれない。

 そして、その進歩と普及により、金もかけなくてよくなる可能性がある。これは、どんなことでも同じだ。

 なら、自衛隊の描写も防衛省の協力が無用になる。かつて書いた脚本も映画化できるだろうか。怪獣映画を撮った監督に読んでもらったら「この話では自衛隊が悪役になっていて、

協力を拒絶されてしまうからと没にされる」と言われた話を。

 あれから何十年も経過し、オキシジェンデストロイヤーの構造が解明され、非核三原則や国際原子力機関の監視で難しい核兵器ではなくデストロイヤーを、芹沢博士個人の研究所でも作れたから自衛隊の設備なら大量生産できるぞと取り組む話は、そんなに自衛隊を悪者にしているのだろうか。

 もちろん、自衛隊の幹部たちが危ない発想を真面目に語っているという場面の連続ではあったけれど。



 話は変わるが、先日ここで、前に同人誌に発表した小説の話をした。

 そうしたら読みたいと言って来た人たちがいるので、ブログに転載しようとしたが、紙に印刷されたものだけで素のデータが無いのだ。そうなるとスキャンして変換する方法しかないけど、これは手間がかかるうえ読み取り間違いが多い。書き写した方が早いかも。どうやるにせよ暇を見て少しずつ作業している。

 それでは、ついでにシナリオ化しようか。低予算で映画化できるネタだからスポンサー探してもいい。製作費を集めるのか意外と簡単で、その管理がむしろ難しい、という話は、前にした通りである。

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