家庭の事情で進学できず自衛隊に入った人の殺人事件
- 井上靜

- 2022年8月1日
- 読了時間: 2分
元自衛官が殺人事件を起こすと、元自衛官は危ないと思われてしまう。
これは心外だと、よく元自衛官らは言う。もともとの体力や受けた訓練の結果が犯行に反映していることがあり、しかも内容的に暴力が派手で大騒ぎになるから、関連付けられてしまうということである。
ただ、元自衛官で社会に怨恨の人が起こした事件が何度もある。
その一つが進学のことであった。

東京練馬の中村橋交番襲撃事件を起こした元自衛官は、母子家庭だったので高卒後に大学進学せず自衛隊に入っていた。
東大に入れそうなら勿体無いけれど、そこまでの成績ではないからと。そして家庭が貧乏だったため惨めな思いをしてきたとの思いから、現金輸送車を襲うのに使う拳銃を警官から奪おうとして殺害する事件を起こした。
池田小学校事件を起こした元自衛官は、名門校を受験したかったけれど親に反対された。
家庭教師をつけてもらえるのでないと受からないということで。自衛隊に憧れて高校を中退し入隊するが不祥事で辞める。
さらに財産目当ての結婚をするが嘘がバレて離婚となった。このさい、慰謝料をよこせと要求して弁護士無しで訴訟を起こす。高校中退の素人が、にわかに本を読んで勉強しただけにしては弁護士や司法書士が作成したものと遜色ない書面で、相手方の弁護士は頭のいい男だと感心したと言う。
その後、就職と結婚に失敗したことで自殺を考え、嫉妬の対象である名門校の児童を殺して死刑になり道連れにする決意をした。
安倍元首相殺害事件を起こした元自衛官は、偏差値68の高校を出ていたが、家庭の破産で大学進学できなかった。
母親が統一協会に入り財産を奪われ、悩んだ兄は病気になって自殺する。こんな宗教団体が勝手なことをできるのは政治家と癒着しているからで、その最たる一人である安倍元首相が自宅の近くに選挙演説に来ると知り襲撃した。
これら殺人事件を起こした元自衛官は、社会に対するルサンチマンを抱えていて、その原因として経済的事情から進学を諦めているという事実がある。そして公務員になることにし、自衛隊へ。
つまり、家庭の事情と社会の格差などの問題から進学を諦めた人が自衛隊に入ることがあるから、元自衛官が殺人事件を起こして大騒ぎになるという図式なのだ。



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