宮尾登美子の経歴から思う
- 井上靜

- 2023年1月8日
- 読了時間: 1分
前に続き宮尾登美子の話題である。
宮尾登美子さんは、かつて共産党の機関紙『赤旗』のインタビューで言っていた。『鬼龍院花子の生涯』と同じで女学校を出て教師をしていたことがあるそうだ。この時『二十四の瞳』のように、進歩的な教師は子供に悪影響すると問題にした人がいた。特に政治的でなくても、昔からよくあったことだ。
ここで宮尾登美子さんは、労働組合の関係で縁があったらしく、あの当時は社会党員だったと言っていた。そして、共産党じゃなくて悪いけれど、と『赤旗』のインタビューだからだから付け加えていた。

これは社民党員にとって公然と話題に出来ないことだった。
なぜなら、旧社会党は社民党の前身だけど、その話は共産党の機関紙のインタビューであるから。それを地元の議員が言っていた。
もともと政党はテレビ局と同じで競合相手のことは禁忌である。それにしても、この程度でさえ神経質になるのでは、誰が政党に所属するだろうか。どの政党でも、最近は党員が減っているが、これは政治に積極関与したがる人が減っただけでなく、縄張りに拘るため不自由であることが嫌だからではないか。
そんなことでは、政治に関心のある人でも、政党には近寄らなくなって当たり前だ。



リンク先の写真は面白かった。
杉並区の荻窪から高円寺の界隈は独特な雰囲気がありますね。
こんばんは。
”共産党じゃなくて悪いけれど、と『赤旗』のインタビューだからだから付け加えていた””この程度でさえ神経質になるのでは、誰が政党に所属するだろうか。どの政党でも、最近は党員が減っているが、これは政治に積極関与したがる人が減っただけでなく、縄張りに拘るため不自由であることが嫌だからではないか”とのことですが、社共で言えば社民が絶滅寸前ということもあって共産は鷹揚なようですし、社民も何か言える状況ではない感じです。
杉並区高円寺という場所ですけど、こういう状況もありはします。
2022年6月22日 滅亡寸前! 社民党最後の戦いBARと、そこへ共産党が乱入!
>共産党の増田さちえ氏~早々になんとかBARに現れて社民党チームと飲み始める。そして、先ほどの大椿さんがみんなの前で挨拶した時に支持者の人たちから大椿コールが起こる(←完全に昭和の感じだ!)で、増田さんもノリノリで大椿コールしてる。…他党なのにそんなことしてていいか〜!?笑
>古代いにしえの時代に野党二大勢力によって結ばれた同盟「社共共闘」がまさかこんなところで再現されるとは。うーん、歴史だ!!
https://matsumoto-hajime.com/blog/archives/1287
”一党独裁””利権独占””自民無罪”の自民でさえ党員が激減しているのは、30年?に及ぶ、平民の金ない、暇ない、余裕ない&職場を含む分断政策&教育を含むプロパガンダで人々の繋がりをコマメに切ってバラバラにする「原子化」を進めてきたからでしょう。そのため、あらゆる中間団体が、政治性のなさそうなお茶やお花のような趣味、習い事も含め衰退、激減しているそうで。70年代頭ぐらいまでは、人々は余り人見知りせずに話しかけ、見ず知らずの他人とすぐ親しくなれたそう(列車の対面席や喫茶店、イベントなどで)ですし、職場でも日常的に呑み会だけでなく将棋やら野球やら花見やらで遊んでいたわけですし、組合と職場でそれぞれ分会、事業所対抗の御遊び大会とかあったけど、そうしたものはよすがも含め90年代には滅んだわけで。こういうバラバラで競争を煽り警戒心が強められ余裕と希望と知識のない世界では、(ユニオンショップで強制加入の)組合でさえますます衰退しますんで、自由参加な政党はお金を出してくれ、何くれと奢ってくれる自民でさえ数が減ると。残ってくれるのはせいぜい、80年代以前の感覚と意識を遺している老人位なわけで、そりゃあ毎年減るよね、ということじゃないかと。