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  • 執筆者の写真井上靜

宮尾登美子の経歴から思う

 前に続き宮尾登美子の話題である。

 宮尾登美子さんは、かつて共産党の機関紙『赤旗』のインタビューで言っていた。『鬼龍院花子の生涯』と同じで女学校を出て教師をしていたことがあるそうだ。この時『二十四の瞳』のように、進歩的な教師は子供に悪影響すると問題にした人がいた。特に政治的でなくても、昔からよくあったことだ。

 ここで宮尾登美子さんは、労働組合の関係で縁があったらしく、あの当時は社会党員だったと言っていた。そして、共産党じゃなくて悪いけれど、と『赤旗』のインタビューだからだから付け加えていた。



 これは社民党員にとって公然と話題に出来ないことだった。

 なぜなら、旧社会党は社民党の前身だけど、その話は共産党の機関紙のインタビューであるから。それを地元の議員が言っていた。

 もともと政党はテレビ局と同じで競合相手のことは禁忌である。それにしても、この程度でさえ神経質になるのでは、誰が政党に所属するだろうか。どの政党でも、最近は党員が減っているが、これは政治に積極関与したがる人が減っただけでなく、縄張りに拘るため不自由であることが嫌だからではないか。


 そんなことでは、政治に関心のある人でも、政党には近寄らなくなって当たり前だ。

 

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