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  • 執筆者の写真井上靜

大橋純子といえばシルエットロマンス

 「♪シルエ~ット!」

 『シルエット-ロマンス』が大ヒットした歌手の大橋純子が死去との報。

 この人と年齢が近い歌手たちの訃報が相次いで、すこし早いのではないかと言われてもいる。みんな病死である。


 ところで、大橋純子の歌はみんな知っている。

 なぜなら従姉がみんな録音を持っていて、それを聴いたからだった。そこには、テレビの宣伝に使用されていたことで知られる歌も複数あった。

 その一つが代表作といわれる大ヒット曲の『シルエットロマンス』だった。これは「ハーレイクインロマンス」に対抗したアメリカの「シルエットロマンス」の宣伝に流れていた。


 「ハーレイクインロマンス」はカナダの出版社がやっている。

 このことは後で知った。通俗メロドラマ風の小説を量産していて、そのため原稿の公募をしている。そして趣味で小説を書いているアメリカの主婦が採用されたと喜んでいるのをCBSがとり上げているのを見たことがある。

 松本清張の小説に、地方の主婦が文芸サークルで書いていた小説が東京の出版社が主催する文学賞に決まり注目され、サークルのみんなから祝福されるけれど、みんな内心では嫉妬で一杯だった、という話がある。



 しかしハーレイクインロマンスはローカルというかカナダの出版社。

 しかも気取って文学というのではないから、売れて副収入になるなら結構なことであるが僻まれるというほどではないみたいだ。

 あと、結局シルエットロマンスはハーレイクインに併合ということだったらしい。


 そんなことを思い出したのだった。

 しかし邦訳はあるけれど、読んだことがない。読んだ人によると、読むたびに「またかよ~」と言いたくなるワンパターンの内容だが、それに慣れると、また読みたくなるのだそうだ。

 個人的にはCМで流れていた『カナディアンララバイ』が最も印象的だった。

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