図書館と個人情報
- 井上靜

- 2022年1月18日
- 読了時間: 3分
前にNHKの連続ドラマで、安易な場面が問題になった。
これは、ヒロインに好意的な男が図書館に勤務していて、お薦めの本を渡そうとするのだが、このさい好みそうな本だと思ったのは何故かと言うと、今までに彼女が借りていた本の傾向を調べたと言う。
これではストーカーである。
まず何より気持ち悪い。しかも、図書館に勤務する立場を悪用している。これだけでも、とんでもないことだ。それに、そもそも図書館は返却があれば貸出記録はただちに抹消しているものだから、傾向を調べることなど不可解である。もしも抹消すべき記録を抹消してなかったり、職員が複写して個人的に所持していたり、ということであれば違法行為である。
それでNHKは批判された。
このさい、図書館のほうからも、その業務について解っていないという指摘を受けていた。脚本を書いた人も演出をした人も放送した人も、みんな気づいていなかったということだから。ドラマだから安易に対応したのだろうか。しかし大河ドラマなんて嘘の歴史ばっかりだけど大昔のことで、現代のドラマでは駄目だろう。
ただ、一部の図書館が貸出記録を抹消していなくて問題になったことはある。しかも、警察が犯罪捜査のためだからと要請したら出して発覚したのだから、なおさら問題である。そもそも、図書館の貸出記録と犯罪捜査など無関係であり、思想的傾向によって偏見を持つ以外の意味はない。

もちろん迷信を抱えている人たちはいる。
それが捜査として有益だと根拠もなく思い込んでいる人たちが警察にも他にもいるものだ。そんなことをして、どう役に立つのか説明してみなさいと言われて、まともに説明などできまい。
ただ、マスコミで金を稼いでいる人たちは、何も考えないでただ権力にすり寄っているからデタラメ発言なんて平気であるのが普通である。しかし弁護士にも理解できない人がいる。もちろん元裁判官や元検察官だと、そういう権力主義が当たり前という人が珍しくないし、元検察官ならそれで普通なくらいだ。そんな、マスコミでコメンテーターしているタレント弁護士など本当に非常識である。
ところが、共産党と懇意の弁護士にも、そんな人がいる。
これについて、知り合いの地元の共産党議員に訊いてみたら、信じられない様子だった。そして「社会的な見地から不当でも、弁護士として違法性が見出せない」ということだったのではないかと、その議員は言う。
そうではなく、警察が個人情報を犯罪捜査のためであれば勝手にしていいのはもちろんのこと、犯罪捜査のためというのが口実に過ぎず無関係の政治的なセンシティブ情報を覗き見したり強奪したりしても一向に構わないと、その弁護士は言っていたのだ。そのさい法的根拠など無用であるとまで明言していた。
その弁護士は元々そんな人なのかと訊いたが、そんな人ではないし「人権派」とか「弱者の味方」のはずだと、共産党の議員は言っていた。
だから、なんでその弁護士は、ファシストとしても程度が低すぎることを言ったのか。言ったことは他の共産党の議員が同席して聞いていたから確実である。
だから、まったく謎であった。
ただ、共産党とは相容れない左翼団体と懇意にしている学者が言っていた。
わかっていない弁護士が多すぎて、「左翼系」と言われている弁護士でもサッパリという呆れた人がザラにいるそうだ。これでは権力が人権侵害し放題なのも納得だし、一部に駄目な図書館もあって仕方ないし、ましてNHKのすることなんて無茶苦茶で当たり前だろう。



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