喜多川は駄目で池田は良いのか
- 井上靜

- 2023年10月1日
- 読了時間: 2分
森村誠一死去で思い出した。
代表作といわれることがありミリオンセラーだった『人間の証明』は、初の連続テレビドラマ化で、犯人の息子役が北公次だった。
彼はジャニーズ初期の人気アイドルグループ「フォーリーブス」という四人組の中で最も女の子に人気だった。
この妹の役で岸本加世子が出ていた。原作では一場面だけの登場なのだが、その連続テレビドラマでは語り部として最初から最後まで登場する主役級に脚色されていた。
そして北公次と岸本加世子どちらも元々アイドル歌手で、創価学会員であることも共通している。

北公次は、喜多川に弄ぱれ性的にも経済的にも搾取されていたという衝撃の告白をした。
そして宗教に縋っていたが、それは創価学会であった。岸本加世子は山本リンダと『笑っていいとも!』で「友達の輪」に繋がっていたこともあり、選挙公報で堂々と公明党を応援もしていたが、北公次は学会員として表に出ることがほとんど無かった。
やはり学会員の芸能人としては、お笑い芸人の久本雅美が熱心かつ公然としていて、集会でも興奮ぎみに「池田先生が」と連発して崇拝者ぶりを露わにしていた。
しかし池田大作は組織の独裁権力者として性暴力をふるっていた。
この点で喜多川と似たようなものであったことは、ジャニーズより前から週刊誌などが告発していてかなり有名だったけれど、それを北公次はどう思っていたのだろうか。
まさか知らなかったのだろうか。喜多川は駄目でも池田は良いというなら奇妙な話である。



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