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倉田真由美の痴漢免罪論法

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 3月30日
  • 読了時間: 2分

 痴漢免罪論法というのがある。

 これは、かつて自著でも話題にとりあげたから、すでに知っている人たちも一部にいるだろう。性犯罪の被害者に「大声を出してはしたない」と女性の方を非難するのと同じ論法ということである。

 まったく、被害者を侮辱しながら痴漢を免罪する方という二重に醜い態度であり、権勢に媚びて弱い者いじめするのが好きな人によくみられる行動だ。

 倉田真由美という漫画家は知らない。

 ただ、時々SNSで排外主義を煽る投稿をしているのを見かけていた。そうしたら、この痴漢免罪論法を駆使して権勢に媚びて弱い者いじめの発言をして話題になっていた。

 まさに、性犯罪の被害者が悲鳴をあげたら大声を出してはしたないと言うのと同じで、戦争反対の声をあげる人達を侮辱していた。

 そもそも戦争反対は権力の横暴に対して必死で声をあげているのだけど、それを乱暴と言う倉田真由美は、加害者と被害者をすり替えて非難することで強者におもねっている。こういう人は昔からよく見かけてきたもの。目新しさはない。


 それで排外主義者であることも一緒に取り上げられた。

 倉田真由美は排外主義を暴力的に煽るヘイトスピーチの異常な攻撃性は黙認し、そのうえで自身も外国人排斥の主張を繰り返していた。そんなことをしながら、なぜか戦争反対には「乱暴な言葉」と揚げ足を取るから、まずは自身の言葉の暴力性に気づくべきだと指摘されていたのだ。

 この類のことを言う人達は七十年代からマスメディアに盤踞してきた。だから、この度も個人的な発言なのに権力べったりメディアが大喜びで取り上げている。そこで共通していることは、民主主義社会における政治への批判という意味を解っていない人達である。

 だから、権力にすり寄り虎の威を借る狐のようにして「もっとお上品にしなさい」と宣うのだ。



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