保守イデオローグのバイブルが自民党を呪縛して家制度へ固執させる
- 井上靜

- 2024年7月30日
- 読了時間: 2分
高市早苗議員が「戸籍上のファミリーネーム、家族一体とした氏は残したい」
選択的夫婦別姓は、夫婦同姓も選べる。なぜ戸籍の「氏」が同じであることを強要するのか。これに高市氏は合理的な説明ができていない。
ただ「家制度」に固執しているだけではないか。
共産党の機関紙の社会部長その他、立場は異なる色々な人たちが、同様の指摘をしていた。

ところで、かつて「文明としてのイエ社会」という本がベストセラーだった。
これは村上泰亨・公文俊平・佐藤誠三郎の共著で、1979年に中央公論社から出た。著者らは経団連の御用聞きで、中曽根ブレーン。続けて80年代に入ると、統一協会の支援を受けた中曾根内閣が成立する。
この本は、日本の保守イデオローグにとりバイブルも同然である。統一協会の価値観とも合致している。その主旨とは、日本が非欧米唯一の先進国となれたのは日本独特の家社会の為とするもの。この呪縛が今もある。
なんてことない、マックスウェーバのパロディである。
『職業としての政治』『プロテスタンティズムの精神と資本主義の精神』といった政治学・社会学の古典を真似て、資本主義を進歩させたのは金儲けを忌避する宗教的価値観という歴史の逆説と同じように、日本独特の封建的な家制度が近代化を促進させたのだと正当化したわけ。
こういう、歴史の逆説というコジツケ屁理屈で正当化をしてきた保守イデオローグに拠っている自民党だから、いくら合理的な根拠を示して不合理や間違いを指摘したところで、自民党には「蛙の面に小便」も同然なのだ。
ちなみに「蛙の面に小便」は本来「鮭の面に水」だが、自民党の面なら平気ということで、蛙に失礼な譬えを用いさせてもらった。



コメント