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似非ドキュメンタリー映画が美化する労組

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年12月1日
  • 読了時間: 2分

更新日:2024年12月1日

 アジアンドキュメンタリーが「アリ地獄天国」を配信した。

 これは「アリさんマーク」の引っ越し業者の過酷な労働と会社のアコギな体質に立ち向かい、個人加盟の労働組合に加わり会社に労働環境の改善を求めて三年に渡り苦闘した従業員の記録ということになっている。

 しかし、このアジアンドキュメンタリーはヤコペッティのいかがわしい記録映画と同じ手法であるという批判も強い。



 その後、この従業員は、加盟した労働組合から食い物にされたということで騒ぎになり、当人は去ったし、このドキュメンタリーにとって原作ともいうべき本は、その内容に対して美化しすぎと厳しい批判があった。

 それなのに、今さら何だというドキュメンタリーである。


 労働組合が労働者を食い物にする実態は色々と言われてきた。

 だから、かつて『ナニワ金融道』で知られる青木雄二が、就職誌から会社のどこを見るべきかを問われて「労働組合があるか」と答えたら掲載されなかったということがあったけれど、これだけでは労働組合に対して幻想を抱くことになる。

 かつて一緒にバイトしていた二十代前半の男性が、早くも結婚して子供もいるからと正社員の他にも働いていたけれど、その職場は連合の山岸会長が出身の会社なので、労働環境は組合のおかげで良いと言っていた。給料は安いけれど。


 ところが、その山岸会長は組織力により政治を動かせると勘違いしたような態度だった。

 それで労働運動そっちのけで政治ばかりだと言われ、テレビに出たさい「私のしていることを『政治道楽』と言った人がいる」と言って怒っていた。佐高信に言われたのだった。

 今の吉野会長は統一協会と密接らしく、やはり政治ばかり、しかもヒステリックな反共ばかり。

 これでは大きな労組も何のためかという話になる。

 

 労働組合ではないが、農業協同組合も似たようなものだ。 

 その「農協」について、農家の人も言っていた。零細な農家のためにあるという建前だけど、実際には零細な農家から上前撥ねているだけだ、と。

 つまり組合も油断してはならないものということだ。 

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