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予備校講師の話は一段とつまらなくなった

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年8月27日
  • 読了時間: 2分

 東大生は上手かはともかくピアノを弾ける人が多い。

 これは、お稽古事・習い事で勉強の習慣が身に付き、また楽譜で分数や外国語に慣れ親しむからだ、と説いた予備校講師がいた。

 それは、ただ、ピアノが買えて置ける家に生まれ育ったってことでしょう。そう、聴講生からツッコミ入れられていた。


 東大、一橋大志望のクラスで、「ゾルゲ事件を知っているか」と問うたら。

 100人中3人しか知らなかった。中高一貫の高校を出たり、地方トップクラスの公立高校の生徒だったりの97%知らなかったのは衝撃的で、先の大戦から何も学んでない。これだと日本はまた負ける。そう言っていた予備校講師もいた。

 そういえば、自分が小学生の時に、子供むけスパイの本でリヒャルト=ゾルゲを知った。捕らえられて処刑されるさい遺言を問われたら一言「共産主義万歳!」と言った。これを読んで、共産主義というのは何か知らないけど大したものなのだと小学生の時に思った。そう思うより、知らない方いいんじゃないのか。


 いろいろと話が通じないので教養の衰退を感じたそうだ。

 この予備校講師は、「イカロスの翼」とか、「ウィリアム=テルのりんご射抜き」とか、「ナルキッソス水仙化」とか、「足柄山の金太郎」とか、「おおロミオおまえはどうしてロミオなの」とか、「幸運の女神の髪型」とか、「オーディンにトール」とか。

 そんな役にたたない文学の話なんかをして知的だと思っているのは文系のバカだ、と理系の身内から言われたことがある。



 なにやら予備校講師の話は滑稽である。

 予備校も含めた受験業界の衰退が言われてけっこう久しいけれど、講義している教科だけでなく雑談までも、つまらなくなったということだろう。

 

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