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ドイツもフィンランドも正体を現したが

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 6月22日
  • 読了時間: 2分

 ドイツ首相はナチズム発言をした。

 イスラエルを強く支持し「イスラエルは全人類のために汚れ仕事をしている」と言って民族浄化を公言した。ユダヤ教徒の次はイスラム教徒を標的にしたわけだ。

 ところで、戦後、日本の「進歩的」な人達は「ドイツは戦争を反省して立派だ」と言って、反省が足りない日本を批判するのに利用していた。しかし、当時からドイツに行った日本人は、そんなことないと指摘していた。


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 一般のドイツ人はナチズムを反省していない。

 そもそも、かつて西ドイツ連邦大統領の良識発言が注目されただけで、一般人は無関心だし、ただ無関心であるだけでなく、差別意識もひどかった。ナチス政権下で侵略した国々の人達を見下すのは普通のことで、留学生と結婚すると言えば親戚が猛反対するものだった。「ポーランド人なんて駄目だ」などと、ちょうど日本で「韓国人と結婚するなんてとんでもない」と言う人がいるように。

 これが、ドイツが最近は特に本性を現したことで、明白になったのだ。


 他には北欧崇拝がある。

 西欧より北欧が進歩的だという根拠薄弱な話が、日本では幅を利かせていた。しかし、特にスウェーデンとフィンランドが、ナチスに擦り寄っていた体質が今も変わってないことを露呈させている。特に、福祉国家を止めて中立政策も止めてNATOに加盟することで、北欧における戦後の欺瞞がはっきりした。

 ところが、これを日本のマスメディアは正しく伝えない。とくにNHKは、フィンランドが学校教育でフェイクニュースを見抜く方法を教えているという嘘の報道をしている。都合が悪い情報はロシアが流布していると子供を言いくるめているだけなのに。


 それを北欧崇拝の日本の「進歩的」な人たちが感心しているという無様さである。

 なによりフェイクニュースの発信はフィンランド政府がやっていることだ。あの若い女性の首相のことは象徴的である。この正体はとうに判明しているが、それを日本のマスメディアは美化したまま。これだから、選挙でタレント崩れの女性を担ぎだす日本の政党を不問にする。当選して仕事もろくにしない実態を告発しない。

 つまり、あんな自民党の手口が通用しているのは、日本の「進歩的」な人達が御粗末すぎるからだ。それはおかしいと言っているのは、むしろ右派だったりしている。

  

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