落合信彦は普通の父ちゃんだった
- 井上靜

- 2 時間前
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落合信彦が死んだ。
「国際ジャーナリスト」とカッコつきならともかく、そういう肩書で報じる新聞があったから呆れてしまった。ジャーナリストに国内も国際も無いと言われていたけれど、そもそも落合信彦はジャーナリストなんてものではなかった。ただの面白おかしい話をするモノカキである。なによりこの肩書は、不味いビールのCМに出たさいのものでしかない。
それで思い出す話がある。
かつて、携帯電話で月に12万円も使った小学生がいた。
これに親がぶち切れて暴行してしまったというのだが、そんな金額になるまで使えるかは疑問だと電話会社も言う。まず会話など通常に使用しているだけではあり得ないことで、ゲームのダウンロードなど特殊な使用を連日しているとしか考えられないらしい。
しかし、もっと凄いのは「国際ジャーナリスト」落合信彦。
彼は国際電話の料金が月に100万円と得意になって言い、いくらかけまくっても、そこへ高額なコレクトコールも加わっても、物理的にとうていあり得ない料金だとデーブ=スペクターにツッコまれてしまい、困ったあげく、その対談を掲載する予定だった週刊誌に、掲載をやめるように申し入れたという。
どこかの本や雑誌からもらってきたようなネタを、CIAなどから独自に入手したかのように言う人らしい話だった。
売れていたので告発本も複数出ているが、読まなくても判ることが多かった。

落合信彦の出世作は『二○三九年の真実』だろう。
これを読んだときは、よく調べて書いていると感心した。とろこが実はジムギャリソン検事の著書からのパクりも同然であると気づかされた。しかも内容を薄めている。
他も落合信彦の本は殆どこの調子であると言われきたが、同検事の著書はオリバー=ストーン監督が映画化して話題になり、この影響で邦訳が『JFK-ケネディ暗殺犯を追え』という題で出版された。このため、落合信彦について言われていたことが本当だと確認された。
そして息子が登場して、また判ったことがある。
よく言われることだが、落合信彦は自分について法螺話をしていた。渡米し、空手を知っていたので利用し、そのあと事業を始めて成功したと言うから、エバラ焼肉のタレみたいなステーキソースで成功したヨシダという元在日韓国人みたいだったけれど、モノカキとしても商売でハッタリかましていたものの、息子に対するご普通の育成ぶりを知ると、ごく普通のお父ちゃんだったのだ。



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