タリバンの勝利とアメリカの敗北
- 井上靜

- 2021年8月16日
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アフガニスタンのタリバンが勝利宣言した。
これによって、かつて偶像崇拝の禁止で世界遺産を爆破したくらいだから、イスラム教原理主義に基づく極端な統治がなお一層強まり、反発が起きていた女性の学問禁止など封建主義も変わらず続くことになるから、その悪影響も懸念されている。
かつては、こうなることを危惧したロシアがアフガニスタンに傀儡政権を作り、支援するために軍隊を侵攻させた。当時はソビエト連邦だったので、地理的にイスラム勢力がすぐ近くとなり、その波及が気になったのだった。
これに対して、アメリカがモスクワオリンピックのボイコットを呼びかけ、追従した日本は補助金削減の脅しをかけて、補助金には弱いスポーツ界が屈した。このとき、選手として最盛期だとか最後の機会になりそうだとかの選手たちは悔しがった。このトラウマで、当時の選手だった人たちが、コロナウイルスで死者が出ようと東京オリンピック開催という態度だったのだ。

その後「911事件」が起きて、犯人が溜まっているらしいアフガニスタンをアメリカが攻撃した。
結局は同じことをしてしまったアメリカだが、これが失敗というか敗北であった。アメリカは、タリバンやアルカイダといった過激派勢力を討伐すると言いながら、ご都合主義で時には利用したのだ。過激派勢力が暴れると、それを抑え込もうという政府に対して、民主化運動を弾圧したと嘘の宣伝をして軍事介入した。イラク、リビア、シリア、どれもマスメディアを操ってのプロパガンダと共に戦争を仕掛けるという同じ手口だった。
こうしているうちに、アフガニスタンではタリバンが勝利宣言したのだ。
これは東南アジアとも共通していて、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、どれもアメリカが同じ失敗を繰り返した結果の戦争や混乱だった。
つまり、また敗北したアメリカということなのだ。



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