ジャニーズ事務所と中曾根康弘
- 井上靜

- 2023年9月17日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年9月17日
ジャニーズの未成年者性暴力がタブーだったのはなぜか。
ジャニーズ事務所に所属するタレント「ジャニタレ」は人気があるから事務所はマスコミに対する影響力があり、このため喜多川のことはタブーだったということにされていた。
しかし、そこまでの影響力など初期には無かった。本当は、政治家と癒着していたから権力の後ろ盾があって何も言えなかったという指摘が出ている。
その政治家とは中曽根康弘と名指しされている。
中曽根は「音事協」の会長として芸能界との繋がりは極めて強かった。その中曽根が芸人を利用するため芸能界に介入していたことは竹中労の名著『タレント帝国』が告発していた。例えば森進一がナベプロと揉めバーニングの周防も怒らせたさい中曽根が仲裁した。
その恩で森は群馬まで出向いて選挙の応援演説していた。中曾根がリクルート疑獄事件で渦中のさいも、ピンチだからと助けに行って、あの声で「中曾根せんせいを~よろしくお願いいたしま~す」と言っていた。
あとは西部邁である。
リクルート疑獄事件など悪いことでは無いと奇妙な持論を説いていたので、ここではマスコミに煽られた頭の悪い大衆が悪いのだと街頭で訴えた。これには群馬県民の中でも怒った人たちがいた。しかし、ここで中曾根は「東京の新聞に悪口を書かれた」と言い、これに田舎の人たちは同情した。西部の持論とは逆に無知な大衆が中曽根を支えていたのだ。
他にもデタラメを説いてばかりの西部邁を死後に美化する向きが一部にあるので、当時を知る人たちは不可解がったり憤っていたり、している。
森進一と森昌子の息子たち二人が一時的にジャニーズに入っていた。
これも中曾根を通じての縁があったからだろうか。その後、喫煙で処分された。未成年喫煙には厳しく、未成年性的虐待はして当たり前のジャニーズ事務所ということだ。
ただ、その息子たち二人は「お受験」で失敗したからジャニーズ事務所に入り、後に学校をちゃんと卒業するため学業に専念すると退所していて、そのあとロック歌手として活動を開始したのだから、家庭がしっかりしているなら虐待は受けず、やられるのは貧困家庭の子供ということだ。
初期はともかく、後からジャニーズ事務所の実態は知られるようになっていたのに、そんなところへ子供を入れる親が悪いという人もいるが、しかし、田原俊彦は、母子家庭で大学進学など夢のまた夢と言っていて、他にも母子家庭の子供は多いと言われていた。また中居正広は米も満足に変えないほど貧乏な家だったと言っていたし、東山紀之はジャニーズに富裕な家庭の出身者はほとんどいないと言っていた。それでも入るのだから児童売春と同じである。
あと中曾根はジャニーから男の子を配達させてたと噂があった。
他にも、あの東郷健に選挙の供託金を支援したとか噂は色々あった。同性愛ではなくても権力志向の人は信長と蘭丸みたいなことをしたがるから、そんな感じだったのだろうと言われたものだった。




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