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オリンピックのリーフェンシュタールと河瀨直美

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2021年7月5日
  • 読了時間: 2分

 ベルリンオリンピックの記録映画『オリンピア』を監督したレニ-リーフェンシュタールは、他にナチの党大会の記録『意志の勝利』が有名だが、彼女は記録映画を作る方法について「撮影した映像を編集するさい、何にも始まりと終わりがあるから、それだけは省かないで、あとは最も盛り上がったものを間に挟む」と語っていた。


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 おそらく、東京オリンピックは、開会式と閉会式さえ実施すれば成功したことにしてしまうだろう、と言われている。

あとは何が起きようと、間に盛り上がったように見えるものを挟めばいい。


前の東京オリンピックでは黒澤明が断ったので市川崑が撮り「記録か芸術か」と言われたが、この退屈な映画をテレビで見て大変に気に入りビデオを買った知人がいた。このように面白いと思った人もいるので、それをとやかく言っても仕方ない。

 今度の東京オリンピックは、オカルト映画の河瀨直美が取るそうで、それを張り切っているからコロナウイルス新型肺炎対策があろうと中止して欲しくないと言っている。

 あの監督の一連の映画はオカルトなのかと言う人は、オカルト映画はホラー映画だと思っているから言うのだろう。けれどホラー映画ではないオカルト映画もあり、そのいい例が河瀨直美監督作品である。

だから前に言ったけれど、元総理大臣で会長だった人を主人公にして『殯の森喜朗』という題名にでもしたらいいのだ。


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