ウクライナから来たミス日本
- 井上靜

- 2024年1月30日
- 読了時間: 2分
ミス日本に白人女性が選ばれた。
国籍は日本だから違反ではないが、日本の女性として世界大会に出るとしたら奇妙だと言う人たちがいる。見た目がその国の人でない人ばかりミスユニバースに出ていたら面白くないだろう。
また、彼女は5歳の時にウクライナから日本に来て住んでいるけれど、つい最近になって帰化し国籍取得したことも指摘されている。
それで構わないと言っても、では同じ女性で元の国籍はロシアだったら選ばれただろうか。それは無いはずだと言われた。
これで思い出したことがある。
昔、ベトナム難民の女の子がテレビの「スター誕生」で優勝しアイドル歌手になったとマスコミで騒がれ、中国系だから差別され国を離れたが日本に来てスターに、という美談だった。
それで話題になったものの、歌はお世話にも上手じゃないと言われた。そしてレコードを出してコンサートも開いたが直後に引退して離日し、米国に住んでいる。
ウクライナから帰化してミス日本というのも同じ意図なのだろう。

もともとミスユニバース大会は政治情勢が露骨に反映するもの。
このことは本当に何十年も前から言われてきたことで、だから虚しいというか空々しいというかであった。また、ミスコンテストなんてことからしてバカバカしいと言う意見も根強い。魅力的な女性はいるけれど、それぞれの持つ個性と評価する主観に好みである。比較なんて無理というもの。
また、野坂昭如がよく言っていた。ミスコンテストは歴史が浅く文化の薄いアメリカが始めたことで、そんなものに付き合ったり、それを輸入して真似したり、なんてことは止めるべきだ、と。



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