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インターネットで古い付き合いが復活する人

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年6月19日
  • 読了時間: 2分

 八十歳台半ばの人がインターネットについて新聞に投書していた。

 これが掲載されると話題になった。この人は思い立って一度にFacebookとTwitterとlineを始めたところ、疎遠や音信不通になっていた知人たちから反応があったから喜んでいた。

 もちろん怖いと思うこともあるが、それでも良い利用をすることで前向きになろう、と提案している。





 良くないのは面倒なことになる場合。

 これは自分もだが、例えば同級生なんて大体が、疎遠なったのではなく絶交したいから連絡を断っているのに、こちらの気持ちを知らずに接触してくる人たちがいて、その度にブロックするけど、その手間より思い出すと気分が悪いから困るのだ。

 それゆえ新しい友達は欲しい。


 淋しいこともある。

 特に姉を無くしてからは。姉というのは血縁関係ではなく、法律上の関係でもなく、義姉弟の盃を交わした仲である。最初、彼女の夫は不倫を疑っていたが本当に弟分だと判り「まあ、世話好きだったから」と。

 そして電話で元気に話した十日後に心臓発作を起こした。年齢的に早すぎるが、実は、元々、元気な一方で不安を抱えてはいた。それを夫に話せば心配させてしまうから話しておらず、弟分には打ち明けていたのだった。友達に言うことではないし、本当の家族にも言えないから、本当ではない家族の弟分にだけ話していたのだ。

 つまり、こちらは一方的に世話になっていたけれど、その代わり家族に話せないことを聴いていたのだった。

 これと同じようなことを、ネット上で、会ったことも無い人を相手にしている人もいる。


 インターネットで、昔の交流が復活する人もいれば、新しい交流を求める人もいる。

 これは人それぞれ、ということになるのだろうか。

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