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アメリカにハシゴを外されたウクライナ

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2022年2月26日
  • 読了時間: 2分

 そもそも「下手打った」のはウクライナ政府だ。

 なぜならアメリカに「登ったらハシゴを外された」わけだから。


 元々ロシアは、隣接する国に非友好的な政権が出来ることへ極めて神経質であることは昔から有名だ。

 しかもプーチン大統領は元KGBである。そこは冷戦時代に、近隣諸国に非友好的な政権が出来たら裏工作で潰す担当部署だった。そのさいクーデターや軍事介入も辞さなかった。プーチン大統領はロシア語の他に英語もドイツ語もペラペラ話していることがあるけれど、それは冷戦の最前線だった東ドイツで働いていたからだ。




 「いっぺん後手に回ったら死ぬまで先手は取れんのじゃけ」

 ヤクザ映画で菅原文太が広島弁で言っていた。プーチン大統領も同じだろう。いくら非難されても予想していたとおりだから平気のはずだ。こういう場合は国の運営もヤクザの抗争と同じで「カッコつけていたら獲られてしまう」だ。


 それでも大丈夫だと言っておいて何もしてくれないアメリカ。

 そんな当たり前の危険を、ウクライナの政府は予見できなかったのだ。ウクライナ政府はアメリカが何とかしてくれると本気で思っていたのか。そんな親切な国じゃないし、今は余裕もないだろう。


 昨日の話題で、ウクライナ人が自国の駄目さを嘆いていたことをとりあげた。

 もともとウクライナはロシアと同様にナチスドイツ軍の攻撃を受けて悲惨な目に遭いながら必死で闘ったのだが、しかし隣のポーランドにある強制収容所にユダヤ人が送られるさい、ドイツ兵と一緒にウクライナ兵も協力して監視をしていたから、同一視したり協力者と見たりのユダヤ人も少なくないらしい。それで色々とウクライナは駄目だと言う評価が出てくるのだ。だから今も駄目だということにもなって当然であろう。


 もっとも、駄目なのは日本も同じだ。

 ウクライナがNATOに加盟なら潰すと言って本当に潰しに出たのを見れば、地元が猛反対でも沖縄に米軍基地の建設を強行する日本に北方四島(南クリル諸島)を渡すはずない。

 それなのに安倍晋三首相は、大金を渡せばプーチン大統領が気を良くして領土問題が解決すると思ったのだ。マヌケもいい加減にしろということだが、そんな人が親の七光りで総理大臣になったうえ長期政権にしていたのだし、今もまだ偉そうにし続けている。

 だからウクライナも日本も駄目なのだ。

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