『タイタニック』はローズ婆さんのホラ話
- 井上靜

- 2023年1月24日
- 読了時間: 1分
大ヒットした映画『タイタニック』のリマスター版が公開とのこと。
これは同じ監督の『アバター』続編との絡みのようだが、『タイタニック』は大ヒットしてから四半世紀であり、当時この映画について言っていた人たちの話を思い出して懐かしかったりする。

公開当時「まだ観てないの」と言われたことがある。
それくらい大ヒットだった。そのあとに観て思った。もしもジャックとローズが二人とも助かって結婚していたら、どうなったか。
画家志望のジャックだったが、売れればいいけど、そうでなければ夫婦喧嘩が絶えず「あなたの絵、ちっとも売れないじゃない。生活どうするのよ。この甲斐性なしのバカプリオ」なんて罵声が飛んでいたかも。
ところが女性の視点は違った。
あのあと、ローズは他の人と結婚し、たいへんな高齢まで存命だったから、遺産も相続していたようで、その結婚相手は金持ちそうだった。彼女は母親から、金持ちと結婚しろ、と迫られて反発していたけれど、自分の意思で別の人と結婚した。この相手も金持ちそうだった。
なので、この話は、ゆきずりで出遭っただけの男性をネタにしたホラ話であろう。沈没事故がなくても、ジャックとローズは結婚していないはずだ。
なるほどね。
女性にかかると、そういう解釈になるのか。



コメント