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DVDを観ていて疑問に感じること

  • 執筆者の写真: 井上靜
    井上靜
  • 2024年7月5日
  • 読了時間: 2分

 DVDを再生して有無を言わさず出る画面がある。

 そのうち奇妙というか不可解なのは「リッピングは違法行為です」という警告と一緒の漫画である。あれはどうやらギャグのつもりらしいが、あれを面白いと思う人がいるのだろうか。

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 もちろん映画館での「映画泥棒」というのも退屈だが、あのモノクロ漫画のつまらなさには敵わない。

 どちらにせよ、警告や啓発なら、真面目にやるべきではないのか。


 あと「新作情報」というやつ。

 これがメニュー画面に予告編として出るものは、観てつまらないものは少ない。そうではなく最初に自動再生されるものが、二十分以上も長々と、しかも中身が退屈である。

 あれは多すぎるのではなく、予告編として宣伝するのが下手なのではないか。

 そう思っていたら、違うという人の指摘を聴いた。


 あれは数が多すぎて長いからでも、宣伝が下手なのでもない。

 では何故かというと、映画が下らないからだ。それを、どう宣伝しても魅力あるようにはできるはずがない。だから、自動再生で強引に見せるしかない。

 では、どう下らないかというと、若者が無意味に叫んでいるばかりで、これでは予告編によって興味を持つわけがないけれど、そんな予告編しか作れない御寒い内容ということだ。

 これが、たまにはそういう映画もあるとか、そう感じる人もいるとか、そういうことではなく、そのような映画が粗製乱造されているというのだ。

 この指摘は当たっていると思った。


 なぜなら、そうなる業界の構造があるからだ。

 つまりテレビがつまらないのと同じことである。それに付き合っては時間と電気代の無駄なだけでなく、精神的にも悪い。

 ということで、予告編を見るか否かの判断基準は、自動再生で有無を言わさず見せようとするものであるか、自分で選択して観るか決められるものか、である。くだらないものは早送りに限る。


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